ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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ヘンタイ2

さ、飼育モノ続き、オオミズアオ

終齢幼虫時。
今回比較物となる姫の手がないけん、ボリュームが伝わらんやないか。
しもた。手乗せシーン撮ってなかった。
伸びた時だと目測100ミリ超え。

オオミズアオ

たまに「20センチくらいのイモムシを見た」とかいう人がおるけど、
んなこたない。
見た瞬間の恐怖心が言わせるんやろけど、実際は日本最大級でもこのくらい。

でも終齢幼虫になってからの食欲は相当なもので、
やはり去年のヤママユと同レベル。
ちゃんと調べとらんけど感覚的にコナラの葉を1日5枚くらいか。

ヤママユとの大きな違いは背中にあるトゲトゲと頭部の色。
こっちヤママユ。
ヤママユ

他にも
体のサイドにある線が気門の上を通るか下を通るか
その線上に銀色の模様があるかないか
など、終齢幼虫だと見分けるポイントはいくつもある。

トゲトゲアップするとこんなで、明らかにふにゃっとした毛とは別物。
触ってもしっかり硬い。外骨格感ビシバシ。
オオミズアオ


一方若齢だとよく見らんと間違えやすいかもしれん。
去年オオミズアオと思って連れてきたヤママユ若齢
ヤママユ

と、今年のオオミズアオ若齢
オオミズアオ

こやって一度比較すると、もう間違うことはなかろうけど。





オオミズアオ

この図体でカワイイポーズ、なかなかシュールでおもろいけど、
気に触ることがあると「カチッ…カチッ…カチッ…」
口で音を出すことがあって、それもまた興味深い。
警告音かと思われるけど、効き目あるんだろか。
姫によると、ふーっと息を吹きかけるとよく出すらしい。




ある朝、いよいよ体色が変わり、葉をじわじわ閉じつつあった。
帰ってきて撮影しようと思い、虫歩きに出かけてしまったのが読みの甘さ。
帰った時にはすでにこの状態。見えん……

オオミズアオ

意外と早かった。

ヤママユは葉を閉じることなく繭つくったけど、
こっちが本来の姿なのかも。
あれはたまたま葉が少なく、プラケースの角といういい場所があったせい?
過去記事:天蚕日記

てことで今回は繭つむぎのシーンは見れませんでした。



最終的にこの状態。

オオミズアオ

何も見えん。


親元ではすでに何頭も羽化ったみたいけど、
うちのはいっこうに気配なし。
明日から数日おらんのに。
はたして。


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ヘンタイ

もーとりあえず記録しとかんと。

5月に連れてきたジャコウアゲハとオオミズアオのその後です。
どちらも順調に脱皮を繰り返して大きく育ちまちた。

まずはこっちから。

ジャコウアゲハ

毒草ウマノスズクサを食べ続け、
ピグモン期を経て、堂々たるディダラボッチに。
大きくなると葉よりも茎がお好みのようで。

ジャコウアゲハ

前にある3対の本当の「足」と腹部にある4対の「腹脚」(と、お尻に「尾脚」1対)。
まるっきり構造と役目が違うし、足が3対であるはずの昆虫が
なんでこんな多くの足を持つのかの不思議。
そして腹脚のかわいらしいこと。

去年は見損ねたので、ちょんちょんして肉角も出してもらった。

ジャコウアゲハ

きれいな透明感のあるオレンジ色。
ほかの柑橘食アゲハたちと違って、ニオイはあんまし感じん。
体に毒素溜め込んどるけん、ニオイ警告はあんま必要ないのかも。

食草を鉢植えにしとるのでベランダ飼いやったけど、
こおなったら部屋に入れんとどこいくかわからんので……。

しかし去年のようにアミかけんかったので、
サナぐ時になったらやっぱり徘徊。
部屋の中でも行方不明だと観察できんので、プラケースに入ってもらった。
翌日には前蛹に。
体のほこりは徘徊時にまきついたもの。

ジャコウアゲハ


そしてさらに翌日、無事にお菊さんにヘンタイ。
何度目の当たりにしても、↑が↓になるなんて不思議でならん。
これ、食感はきっとマカロン、もしくは出汁巻き卵のどっちかやな。

ジャコウアゲハ


10日後くらい、じんわり黒ずんできた。

ジャコウアゲハ


ある日、起きた時にずいぶん黒かったので
「今日間違いなく羽化るばい」と話して、
みなが朝の支度をせっせとしよる間に、いつのまにか。

ジャコウアゲハ

やられたね。
ぜったいサナギの中から外の様子うかがいよるね。

その日は相方が採集地方面に用事があって、
ついでにリリースできてラッキー。
……のはずやったのに、出かける時間になってもまだ翅乾燥中。
結局その日、うちの車は採集地まで2往復することになったのでした。

そおそお、リリースは市の指定ゴミ袋45ℓに入れて行くんやけど、
放したあとの袋にはあま〜い残り香がたっぷり。
ああ、これがジャコウアゲハと呼ばれる所以の香りか。
はじめて嗅いだ。
う〜〜ん、いいニオイ。
ジャコウアゲハのオスは、ジャコウジカやジャコウネコのオスが出す
性フェロモン「麝香」に似た匂いを出すという。

てことはよ、今年のはオスやったってことでしょ?
てことはよ、色柄からして去年のもオスやったってことじゃねーの?
去年も匂ってみればよかったんじゃねーの?

両方同時に見たら区別できるごとなると思うんやけどなあ、
いかんせんそのチャンスがなかなかない。

なんてことがあったのも、もうひと月近く前のこと。
遅!!
もっとはよ書け!



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4

同じ穴の…

先週、クマゼミのひとり鳴きを聞いた。
虫歩きをはじめてから6回目の夏じゃ。

そげん長く歩きよるのに、ホームグラウンドで
ニホンアナグマにはじめて会ったのは昨年の秋だった。
公園内(てゆうても、公園と山の境目あたり)の舗装道を普通に歩き、
側溝に溜まった落ち葉に鼻先を突っ込み
ひたすら食べ物を漁る姿を見て、なんだかうれしくなったもんでした。

ニホンアナグマ

ニホンアナグマ

ニホンアナグマ

道の端やら山の中で、落ち葉溜まりがちょくちょくかき回されとったのは、
こいつのしわざだったんやなーと納得。
こうやって木の中の虫を探したのであろう痕跡も、おそらくは。
ニホンアナグマ

その後、そこから1キロほどの山中で再会したものの、
それからぱったり会わんくなった。
1日の平均気温が10℃を下回ると越冬するらしいので、
冬場は穴の中かな。


つい数日前、ふたたび公園内の同じ場所で遭遇。

ニホンアナグマ

今回はちょっと警戒しながらコソコソじわじわ遠ざかるような行動を見せた。
まあそれが普通よな。
あのときは冬に備えて食いだめする時期だったし、
側溝の落ち葉溜まりがよほど魅力的だったんやろ。


さて、実はこの公園内での遭遇時、2回とも他の散歩人がおった。
どっちも50代後半くらいのオッチャンで、
1回目におった人は「どこからか逃げたんですかねえ」
2回目の人は「誰か放したんですかねえ」

そう。二人とも完全にアライグマだと思い込んどるし。
アライグマの野性化が問題になって、
TVなどでとりあげられることも多いので無理からずか。

で、「アナグマですよ」と言うと、
おふたりとも判を押したように「前からおるやつですか?」。
うーむ、もしかしてアナグマ、知名度低い?
ことわざにまで使われとる在来種なのに。
でもこのタヌキとアナグマをネタにした
「同じ穴の狢(むじな=主にアナグマのこと)」の意味は
「一見別に見えて、実は同類であること」。
てことはこれ自体が逆じゃないかと思うんやけど。
タヌキとアナグマ、同じように見えて、れっきとした別もの。
アナグマが掘った巣穴をタヌキが利用することもあり、
このことわざが生まれたらしけど……
ちなみに「タヌキ汁」のタヌキは、アナグマの方げな。
本物のタヌキやら臭くて食えんと。


タヌキとアナグマは確かに似とるかもしれん。
タヌキとアライグマも然り。
けどアナグマとアライグマはずいぶん違うと思うんやけどなあ。
東日本ではハクビシンまで含めて四つ巴の勢力争い、
否、混乱を招いとる昨今、
この機会にちょっとおさらいしてみた。

Wikiちゃんから転用
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ニホンアナグマ(日本穴熊、学名:Meles meles anakuma)は、
ネコ目イタチ科アナグマ属に属するアナグマの日本産亜種。
独立種とする説もある。

日本の本州、四国、九州地域の里山に棲息する。
11月下旬から4月中旬まで冬眠するが、地域によっては冬眠しないこともある。
体長は40〜50cm。尾長6〜12cm(地域や個体差により、かなり異なる)。
体重4〜12kg。
指は前肢、後肢ともに5本あり、親指はほかの4本の指から離れていて、
爪は鋭い。体型はずんぐりしている。
食性はタヌキとほとんど同じであるが、木の根やミミズなども掘り出して食べる。
巣穴は自分で掘る。
ため糞をする習性があるが、タヌキのような大規模なものではなく、
規模は小さい。
本種は擬死(狸寝入り)をし、薄目を開けて動かずにいる。
=========================

大きく違うのは、タヌキはイヌ科なので
首と頭がわりとはっきりしている犬体型。足も長め。
いっぽうアナグマはイタチ科で全体ずんぐり、足は短い。
首〜頭もぬるっとつながったみたいな体型をして、
穴掘りに便利な鋭く長い爪を持つ。


アライグマは食肉目アライグマ科。
主に小動物を食べる雑食性。
食べ物を洗うような仕草は、別に洗っているわけではなく、
目が悪いので水の中で手探りでエサを探す時の仕草だとか。
見かけによらぬ気性の荒さと、環境適応力・繁殖力の強さで
現在深刻な問題を各方面で引き起こしている北米原産の外来種。
我々ラスカル世代にはおなじみと思うけど、
尾のシマシマがいちばんの特徴ですな。
顔しか見えんかったら、目を囲む黒毛が中央でつながるかどうかをチェック。
後ろ足のかかとをつけて歩くのもタヌキとの大きな違い。
もちろんラスカルのような黄色ではない。グレー〜褐色。

ハクビシンはネコ目ジャコウネコ科。
食性は果実や木の実など植物中心で、小動物・昆虫も食べる雑食性。
他の動物が掘った穴や樹洞にすむ夜行性。
西日本にはおらんので実物見たことないけど
顔とシッポ見れば、見間違うことなかろう。
これだけ鼻先がピンクやし。
在来種なのか外来種なのか、気になるところではあるけど、
Wikiちゃんによると
「明治時代に毛皮用として中国などから持ち込まれた一部が
野生化したとの説が有力である」


方々のサイトでもこの4種を比較してあったので、
それらも参考にしつつ、超シンプルな絵を作ってみまちた。
(※模様には個体差あり)
今後出会った時の参考にしていただければ。


ニホンアナグマ


日頃ちんめーのばっかり相手にしとるけん、
なんだかんだゆうても、野生動物見たらテンション上がるんです。
冬はニホンザル(迷い?)にも遭遇したし、
夜行けばフクロウの声も聞ける。
ぽつんと取り残された小さい山やけど、まだまだ現役でうれしい。


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