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ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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ホタルだの鳥だの木の皮だのアンドロイドだのハチだの

この時期最も頻繁に見かける、ちょっと特徴的なガの代表ホタルガですが、
今までとりあげとらんかったことに驚き。
あまりにも生活密着型すぎて。

ホタルガ

首周りの赤いピンポイントと、マットブラックな翅に走る白帯を
ホタルの光に見立てたネーミング。
とはゆうてもホタルと違って、昼間ヒラヒラ飛びます。
あ、ここで言うホタルとは、一般的に「夜おしりが光る」と認識されとる
ゲンジボタルとかヘイケボタルなどのことです。
光らんホタルも昼間活動するホタルもおります。

成虫のエサは花の蜜。
今日は水飲んでました。

ホタルガ

こうやって見ると、チョウと何ら変わらんと思うけど、
チョウはOKでもガはNGとゆう人の多いこと。

幼虫はいたるところで生垣に使われるハマヒサカキを食樹とするので、
住宅地にもたいへん多い。

ホタルガ

毛は無毒なので手に乗せたくらいじゃどうもならんけど、
刺激をうけると毛の根元から毒液が染み出て、
それに触れると痛いとかかぶれるとか言われる。
が、これは体質によるのかもしれん。
姫が1年生の頃手に乗せてなでなでしよったところ、痛がって泣きだした。
接着剤をうすーく延ばして指に塗ったみたいな膜がついとって、
それを剥がしたら痛みは止まったと記憶しとる。
私も敏感そうな内ももやら二の腕の内側で試してみたけど何ともなかった。
敏感肌な人はやめといたほうがいいかも。


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そしてお次もこの時期よく見るウラベニエダシャク
林の中でも住宅地でもマンションの灯火でも、ほんとによー見る。

ウラベニエダシャク

なんかしらんけど、たいていこんなふうに立ち上がった状態。
立ち上がったけんとゆうて擬態に効果的とも思えんし、
自分を大きく見せたいのか? 敵もおらんのにずっとこの姿勢ってつらいやろ?

腹側からみたら、こんな具合。

ウラベニエダシャク

パプアニューギニアの鳥たちを彷彿とさせるこのポーズ、思わず含み笑いが出る。
おまえも求愛ダンスか?
うーむ……いったい何のためなんやろ。


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玄関前にもおかしなやつがおった!
こげん尻突き上げて。

ニセミカドアツバ

何のポーズなのか、ちょくちょくおるもんなー、こおゆうやつ。
これもよーわからんけど、木の芽だとか木の皮がめくれたように見えるのか?
それらしい場所におったら。

ニセミカドアツバ

これは初めて見た。美麗すよー。
ニセミカドアツバか。
「ニセ」とゆうからには「本物」がおるわけやけど、
そっちは幼虫の食樹がミズナラらしい。
このへんじゃまったく見かけん木なので「ニセ」確実。


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話戻ってこの時期の定番ビロードハマキ
前の2種ほどは見らんので、見かけるとちょっと幸せ。

ビロードハマキ

このひとを見るとタカラガイとかウミウシとか、海の生き物を連想してしまう。
一見ガに見えんですよね。うつくしかー。

ビロードハマキ

「ハマキ」は「葉巻」。幼虫が食草の葉を巻き巻きして巣を作る仲間。
「ビロード」は翅の見た目の質感か。
たしかにまあ、そうかも。

ビロードハマキ

触角が機械でできた部品ぽくてかっちょえー。
ハイテク・デジタルじゃなくてローテク・アナログな。
いつもビロードのマントをまとったアンドロイドとゆう設定で、
古いSF映画にそのまま出てきそう。


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ん?このハチなんじゃ?

ヒメアトスカシバ

とまどうことしばし。

あ〜〜〜、ね〜。
その前足のゴツさ、触角の太さ。
スカシバガやろ!
ハチに擬態しとることで知られるガの仲間。

とゆう読みどおり、ヒメアトスカシバでした。
これも別に珍しくもなんともないはずなんやけど、
いままでノーチェックだった。
と思たら、幼虫(が育つ虫こぶ)は何年も前にマーク済みで。
そのうち持ち帰ってみようと思っとった。

ヒメアトスカシバ

このヘクソカズラの茎に作られた虫こぶの中で幼虫は育ち、サナギになり、
羽化する時に出てくるんだと。
これ、どこにでもあるけんな。
きっと、そのうち。



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ちょぴ遠征2

先週末のちょぴ遠征虫果の続きです。


まずは隠れもの選集。


緑の中、花がないと「白」とゆう色は完全に異質ですね。
それを証明するかのような。

ソロツバメエダシャク/未同定

シロツバメエダシャクでした。
(たぶん。よく似たウスキツバメエダシャクの可能性、ナキニシモアラズ)

シロツバメエダシャク/未同定

ガっちゃんたちの中にはこおゆう隠れ方をするものも多い。
止まったら必ず葉裏に回り込むやつとか。
この種はわりと普通に止まっとるけど、そのときは目立つけん
よく気がつくだけなのかもしれん。

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マツムシ
系の幼虫でしょか。翅が出そろわんとまったくわからん。
いや出そろってもわからんとゆう話もあるけども。

マツムシ/未同定

このなりすまし方は、ナナフシたちと同系統ですね。
このひとの場合、体格の良さが完全に仇となっておりますが。
静止する場所はそこじゃないような気がするなあ。

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一方こちらはプロです。

オオトビスジエダシャク/未同定

オオトビスジエダシャク…と思うけど自信なし。
だいたいこれ1枚しか撮っとらんのに、気が急いた姫がさっさと手にのせやがって。
シャックの中には、時折葉っぱの先でこの姿勢をとったりしとる
おマヌケなやつもよー見かけるけど、このひとの居場所は完璧すね。


一生懸命でけなげやけど、どこか滑稽で「おかしみ」「かなしみ」がにじみ出る
虫たちのこおゆう姿、大好物です。
たまらん。


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話は一転、アカガエルです。虫じゃないけど。

ヤマアカガエル

なぜかちょっといつものニホンアカガエルとは違う気がした。
帰って調べてみたら、背中のイボが少なく、
鼻先から目の上を通って背中〜お尻に走る線が、
目の後ろあたりでカクっと折れ曲がるのがヤマアカガエルらしい。

てことははじめてのヤマアカガエルかもしらん。

こっちはおなじみのニホンアカガエル。か?

ニホンアカガエル

どっちにしろかわいいけん、会った時の反応は変わらんのやけど。


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こっちはハナっから隠れる気はありません。的な。
メチャクチャ目立っとるし。

フトベニスジエダシャク/未同定

美しいではないか。
なんかしらんけど「アラディン・セイン」を連想した。

しかしこれがまたわからん。
ベニスジヒメシャクなのか
ウスベニスジヒメシャクなのか
コベニスジヒメシャクなのか
フトベニスジヒメシャクなのか
なのか。なのか。なのか。

たぶんベニスジヒメシャクではないな。
フトベニスジヒメシャクの可能性が高い。ような気がする。的な。


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昨年ここを訪れたとき、カメノコテントウと人生初の対面をした。
その存在感・重量感は圧倒的で、テントウムシというより大型のハムシ的。
姫にいちばん見せたかったのがこれだったんですが、
前回会えたのも1頭きり、そうそう見つかるわけもなく。
なんせ食べ物はクルミハムシやドロノキハムシの幼虫なので、
数がハンパないアブラムシを主食とする
ナミテントウやナナホシテントウに会うのとはワケがちがう。

一瞬、幼虫発見か?と期待したけど、このジガジガは……

トホシテントウ

ん〜〜、過去に見たことあるな。
トホシテントウやったっけな。
さっき成虫見たしな。

トホシテントウ

てなことで、結局本命はボウズでした。
↓過去画でお茶を濁して去りぬる。

カメノコテントウ


この山登りのおかげで、ココロと目ん玉は一時的に潤いを取り戻したけど、
ほぼ治っとったギックリ腰がちとばかしぶり返した。
さすがにちょっと無謀やったか。



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ちょぴ遠征1

先週末、ちょっと遠出して山に行ってみた。
実は昨年5月初旬、相方の取材に同行したことがあって、
姫も一緒にあらためて訪れようと思っとった山。
その時の虫果は結局書く機会を逃してしもたけど、
なかなかに魅力的な虫たちと出会えたのでした。

今回ははたして。


まずは地味に繭。

ヒメヤママユ

まだ羽化前のサナギが入ってます。
この繭がなる木があちこちに。

昨年訪れた時は、このイモがなっとった。

ヒメヤママユ

ヒメヤママユの中齢幼虫です。
終齢になると、きれいなグリーンになる。
見たことないけど。
てことは5月中〜下旬あたりを狙ってくれば終齢のムクムクに会えるってことね。


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そしてまた繭。繭?
クモ関係の何か?

不明繭

まるでハンモック。
どやって作ったのか知りたい、見てみたい。

不明繭

いまだ調べがつきません。
ご存知の方、ご一報いただけるとありがたいです。


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今回いちばんアガったのはこれ。

トラフシジミ

トラフシジミの幼虫!お初!
たまたま葉上におったので、下からシルエットで相方が見つけました。
通常エサとする花や蕾についとるので、同化してなかなか見つけにくいはず。
ウラギンシジミなんかと同類ですね。
過去記事

去年ホームで成虫を見てから幼虫探ししてみたけど、
ま〜ったく見つからんかったもんなあ。

トラフシジミ

トラフシジミ

プロテクターがついて、顔が見えん感じもウラギンと似とる。
是非にホームで見つけて育ててみたい。


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やっぱりおったら撮らずにおれんゾウムシ。
カラムシのシェルターにて、手に顎を乗せるポーズ。
おもちゃみたいな頭部とつぶらな目がかわいい。

ハスジカツオゾウムシ

ハスジカツオゾウムシかなあ。
毛が剥げてしまって、名前の由来となっとる「ハ」の字も
カツオ色もなくなってしまってよーわからん。
でも去年来たときいっぱいおったので、たぶんそうじゃなかろか。


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あまりにも普通種すぎて、今までとりあげたことのなかった
スジグロシロチョウですが、今回いちばん数見たのはこれやろなー。
よく似たモンシロチョウと同じくアブラナ科を食草とするものの、
どちらかといえば野生種のほうがお好みらしいので、
より自然が残るエリアに多い。
沢沿いにコンロンソウがたくさん生えとるここでは乱舞。
今回は産卵シーンをば。

スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウ

コンロンソウ、花がないと一見アブラナ科に見えんけど、
種のつき方を見るとなるほどなるほど。

そして去年撮影の花。たしかに、アブラナ科らし。

コンロンソウ


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山頂でササの葉をうろうろ歩き回るハチに会った。
ちょ、バランス的に腹、重すぎじゃ?

クロムネアオハバチ

ハチには珍しく青白い模様やし、
この変なバランスが気になってしつこく追い回しよったら、
一瞥して飛んでいった。

クロムネアオハバチ

調べによるとクロムネアオハバチ
アオっていうほどは青くないけどね。
幼虫はササの葉を食うそうで。
ササへのこだわりはそこに理由があったか。



なごなりそうやけん、2部につづく。



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名に聞く

ちょっと前の日曜、姫が友達Kちゃんと「基地」に行くという。
基地とゆうても、ターザンロープかけてやって、
丸太の椅子とテーブルを置いただけの、なかよし女子3人組の遊び場。
なんだかんだ細々した飾り付けなんかはしよるけど、
ダイナミックなバージョンアップが行われんのはやはり女子だからか。
しごとの目休め&オオミズアオのエサ補充を兼ねて、ちらっと見に行ってみた。


姫

なにやら彫刻刀で黙々と作業中。
農作業のおばちゃんのような出で立ちの姫と、対照的に無防備なKちゃん。
虫よけしとるとはいえ、短パンはどうか。
しかもその作業はここでなくとも、家でもできることでは?

姫

木登りしたりターザンロープしたり。まあともあれ楽しそうです。
松も含んだ雑木林なので、この時期真上からハルゼミの声が降り注いだりして、
なかなか心地よい場所ではある。
ただし当然ヤブ蚊がすげーので期間限定。もうそろそろ限界だろ。


ふとKちゃんが
「へんな虫がついとー!」と姫の背中を見て言うので、
「へんな」虫と「へんじゃない」虫の境界はどのあたりやろ、
とか考えながら見に行ってみると。

む!

マダニ

カメムシの幼虫? いやいや、足8本あるし。ダニやろ。
しかもでかい。1センチ近くあるし、手でつかめるし。
なぜかカイガラムシらしきものがくっついとる。

ははーん、こやつが名に聞くマダニか。
こんだけ野遊びしよるのに、初めて遭遇した。
かなり存在感ありますねえ。
農作業ルックは正解やったけど、二人とも咬まれんでよかった。



そういえば、先日のヨコヅナサシガメに刺されたあとの報告です。
なんてことなかったので、当日ムヒαEX塗ったくらいで放置しとったら、
翌日から痒みがでてきて、500円玉くらいに腫れが。
これはもしかしたらブユみたいに3日目くらいから強烈に痒くなるのか?
とちょっと警戒したけど、ひどーなることもなかったし、
そのまま放置したらどうなるのか見てみたかったので、引き続き経過観察。
一週間が経過する頃、これまでになくちょっと強い痒みを感じたので見てみたら、
広がっとる! しかも周縁部がひときわ赤く腫れて痒い!

ヨコヅナサシガメ


直径3センチ超え。
昨日までなんてことなかったやん!

完全にナメとった。
これほっといたらもっと悪化することも考えられたので、
観念してフルコートのお世話に。
ずっと痒いわけじゃなく、思い出したようにたまーに強烈な痒みが来る。
ブユに比べたら痒み自体はどってことねーけど、
結局全治2週間、ブユより長かった。

ま、ほっといてもそんなもんですが、
痒いのがイヤな人は早めに皮膚科に行くなり、ちゃんと薬を塗るなり、
それなりの処置をしましょう。



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追記

これはマダニはマダニでも、「タカサゴキララマダニ」ではないかと
64ちゃんから教えていただきました。
近年問題視されとるのは、ずっと小さいゴマ粒くらいのやつげな。
そらそうよな、こんなんが身体這いよったら気付くって。

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