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ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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雪ん子?

さてこれは何でしょう。

セダカシャチホコ

まあこの拙いブログを読んでくださっておる方には、
何の問題にもならんかもしれんのやけど。
破けた枯葉だったりカニのはさみだったり鳥だったりに見えたったり。





さっきゴミ出しに行くため玄関出たらこんなふうに壁に張りついとった。

セダカシャチホコ

もちろんガっちゃんやけど、お初やん。
光の加減で金色に見えて、めっさ興奮して撮影したけど、
壁と壁に挟まれたコーナーにおって、どおも思い通りに撮れんもんで、
手に乗っていただいた。

セダカシャチホコ

ヤバすぎ!
なんじゃこの愛くるしさは!

雪ん子ですか?
まあ見方によっちゃ、仙人のじいさんにも見えるけど。
翅にひと目惚れして、さらに惚れなおしたばい。



この角度もたまらんでしょ。

セダカシャチホコ

トンガリ帽子がもうなんてゆうか、擬人化にうってつけ。
コロポックルやろ、きみ。
手塚治虫の漫画に出てきそう、とゆう
たいへん個人的な感覚で語って申し訳ないけれども。

セダカシャチホコ

ちょっとうなだれた感じもまたをかし。
立つのもおぼつかんくらいの子犬のようでもある。

……とかなんとか無駄話ばっかりで終わりそうやった。



調べによると、セダカシャチホコですね。
シャチホコガとゆうと、こんなふうなハデな風貌の幼虫↓を想像しますが、
(ちなみにこれはシロシャチホコ)

シロシャチホコ

セダカシャチホコの幼虫は普通のイモムシ状のイモムシのようです。
未見やけど。
コナラ、クヌギ、アラカシ、アカガシなど、
ここらにいっぱいあるのが食樹みたいやけん、
成虫も幼虫もいままで見てなかったんが不思議やねえ。


ガの世界は深いし、まだ出会えとらん魅力的なのがわんさかおる。
まだまだ向かいの林も、ちょっと歩いた先の山も奥が深そうであるなあ。



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天蚕日記

今回はちと長いです。

5月の連休明けに連れてきたヤママユ
すでに我が家の一員と言ってもよいほどの時間が経過ちまちた。

来たときは3センチ程度やったのにねえ。
これが4/26の発見時で、この時はまだ2.5センチくらいか。

ヤママユ


透明感が瑞々しくておいしそうに見えてしまう。
たぶん一生食わんけどね。
ここまでなるか、ってくらい巨大になった。5/31

ヤママユ

とゆわれても比較物がないけんわからんすね。


ではオン・ザ・姫の手(10歳)。6/5

ヤママユ

縮んだ時と伸びた時ではこんだけ長さと太さが違いますよ。

ヤママユ


おそらく最大級に伸びたとこ↓。
図鑑には55〜70ミリて書いてあるけど、どの状態を指すんやろ。
これだと大幅に超えとる。

ヤママユ



幸運にも、ウンコ出る瞬間が撮れた。

ヤママユ

内側のゼリーみたいなのが押し出した。
ウンコのくびれは、外殻ではなくこれによってつけられるんやねー。

体の側面にある水銀みたいなの、いったい何なんやろ。

ヤママユ


最後におねだりポーズも。

ヤママユ

ハダカデバネズミやな。

そろそろ撮り納めかもと思われたので、この日いろいろ撮ったんやけど、
まーー、よー食うわ。
毎日毎日エサ補給すること、それからさらに10日。


6/15 
土〜日、出かけとった間にうっすらとプラケースの隅に糸が張られとる。
おそらく繭を紡ぎはじめたと思われ。

6/16 一夜明けてこんだけ。
昨夜は外から紡ぎよったけど、中に入って、いよいよ本格化。
ヤママユ
ヤママユ
ヤママユ

それから5時間かけてやっとここまで。
プラケースごしでもやもやしとるけど。

巨体をあちこちねじ曲げながら器用に紡いでいく。
その後時間がたつにつれて糸の層がだんだん厚くなり、
姿は奥にぼんやりとしか見えんくなっていく。
次の日には、外からは見えんくなったけど、
中では何が行われよったのかわからん。
まだまだ重ねられていきよったのかもしれん。
中はだんだん空間が狭まって窮屈になっていくんやろか、
それとも糸を吐き出した分、体はやせてほっそりなって、
空間自体の体積はかわらんのやろか。

ヤママユ

蛍光色みたいなものすごきれいなグリーンしとるのに、
再現できんのが残念。

繭をつくる様子は、子どもの頃、カイコで見たことはあったはずやけど、
あらためて見て打ち震えました。
こんな小さいのがこんな精緻なものを、
これだけの時間かけて丁寧に作り上げていくさまに、心より感嘆。
いやイモムシにしたら最大級ですけどね。
それにしたってたかだた10センチの虫が
600〜700mもある1本の糸で作るんですよ。
(カイコの糸は約1500m。ただしこっちはそれ目的の改良種)
ちなみにヤママユの繭の糸は「天蚕糸(てんさんし)」と呼ばれ、高級品らしい。
そらそうかもな。
成長は遅いわ大食漢だわ、糸は半分の長さしかか採れんとなれば。
しかもどうやら品質もスバラシイげな。
しらんけど。どーでもいいけど。

これから夏の間、サナギで夏眠となるわけで、
まだうちにはおるけど、もうプリプリした姿を見れんさみしさが。
もうエサを取ってくる必要のないさみしさが。
ぽかり、ぽかりと。

思えば、オオミズアオと間違えたところから始まった飼育やったけど、
これまでのイモムシたちとは一線を画す存在感やったなあ。
いやみんなそれぞれ個性的で、ひとつとして同じものはないんやけど
情が移るてゆうか、ここまで深いところに入り込む存在は、
イモムシでははじめてやったかもしれんかもしれんなあああ、と。

羽化もまた特別感満載であろうことよ。



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2

ジャコビー

ここんとこすべての記事が追っかけ追っかけで、
なかなかリアルタイムで書けん。
今回も同じく。


ジャコウアゲハのサナギに変化が現れたのは、10日午後のこと。
お菊さんの髪の毛にあたる部分が若干黒ずんできた。
サナいでからちょうど10日目。

ジャコウアゲハ


翌日羽化るかとも思われたけど、昼過ぎてもなおこの状態。

ジャコウアゲハ

アゲハ類の羽化は今までたいてい午前中やったけん、
このまま翌日まで持ち越すかもしれん。

……とゆう予想通り、夜になっていっそう黒く。

ジャコウアゲハ

0時過ぎまで見守ったけど、いったん就寝。



5時起きして、待機しつつしごと。
6時過ぎ、気配を感じて目を上げると、すでに割れ。

ジャコウアゲハ


のちに写真で確認したら、10秒後、サナ殻の腹部がオレンジ色に変化しとった。
最初の排泄やろか。
(お菊さんの)唇(に見える部分)のオレンジも残ったまんま。なんでやろ〜〜?

ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハ


何度見てもいいですねえ、この瞬間は。
翅の色がベージュっぽいところが、
黒系アゲハの中でも特別感があって好きなんよねー。
ただこの色はメスの特徴で、オスはもっとニュートラルなグレー。
腹の色や翅の斑紋も、オスはもっと強烈な赤になる。
メスの腹部だけ見ると、先月書いたヒロオビトンボエダシャクに似とるなあ。

ジャコウアゲハ

実は擬態だったりして……ま偶然の一致やろな。
バッチリオスに擬態しとる「アゲハモドキ」ってガはおるけどね。


しっかり翅が乾燥して動き始めるのを待って、
車に乗せて捕獲地までリリースに行った。
めっちゃいそがしかったけど、しゃあない。

ところでこの名前の由来となった麝香の匂い。
オスの性フェロモンとして腹の先から出るらしいけど、
今まで一度も嗅いだことない。
思えば、オスをつかまえたことがないのかもしれん。

もう1頭おるけん、それがオスであることに期待しよ。



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3

お菊はん

ひさしぶりの更新です。
全然書く時間なかったもんなあ。
日々移り変わるものどもの記録だけは、逃すわけにはいけんので、
ざっとはしておりましたが。

しかしまあ時の経つのは早いもので、
あれよあれよという間にお菊さんが生まれ出でました。

ジャコウアゲハ

「1ま〜い、2ま〜い……」でおなじみ、「皿屋敷」のお菊さんからとって
「お菊虫」と名付けられたのもうなずけるこの容姿。
ジャコウアゲハのサナギです。
なんでもお菊さんが身を投げた井戸のまわりに
このサナギがたくさんついたため、
「成仏できんお菊が虫の姿となってあらわれた」
とゆうおハナシらしい。

これまで成虫は何度も見たことあったけど、
マイフィールドでは、いくら探しても
幼虫の食草ウマノスズクサが見つからんので、
幼虫にもサナギにもお目にかかったことがなかった。

このたびは虫友の計らいにより、卵のついた食草と、
新芽を鉢植えにしたものをもらってきて、
我が家での飼育とあいなった。

もらってきたのがGW、毎日見よったけどなかなかふ化らんし、
もうダメかもと半分あきらめ気味だった5/15、
ふ化しとる! しかもすでに育っとる!

ジャコウアゲハ

とはいえ、まだまだ3ミリ程度。


5/19 突起がりっぱになってきた。

ジャコウアゲハ


5/21 すっかりピグモンになった。

ジャコウアゲハ

毒のあるウマノスズクサを食べて育つジャコウアゲハは、
幼虫はもちろん、成虫になっても毒を持つ。
いちおう赤黒で毒アピールはしとるけど、突起が丸っこくて、
いまひとつ毒が弱そうに見える。
その丸っこい突起ゆえにピグモンとしか。
ツマグロヒョウモンのほうが毒々しいっすよね。毒ないのに。
あ、ジャコウの毒は触ってどうなるってタチのもんじゃないですよ。
食われたときに効力を発揮するたぐいのもの。


5/27 終齢になって以降、よく食うので鉢植えの食草が危うくなってきた。
下の方の葉っぱはあんまし食わず、先端の茎がとにかく大好き。
翌28日には急遽、食草の追加採集に行った。
めっちゃ忙しかったけどしゃあない。

ジャコウアゲハ


5/30 デイダラボッチのようだ。
朝日を浴びたら溶けてしまう。(出典:もののけ姫)

ジャコウアゲハ

でなくて。
そろそろアミかなんか被せんと、
サナぐための徘徊が始まってしまう。
なんとなく、いいかげんな野生のカンで、
もうそろそろリミットと思われたので、
朝イチでホムセンに走って、網囲いを作った。
めっちゃ忙しかったけどしゃあない。


5/31
 ほーらね。
前日、網で囲ったあと数時間で徘徊が始まった。
夜には場所を決めて静止、朝には前蛹になっとった。

ジャコウアゲハ


6/1 冒頭のお菊さん誕生。
今では口(に見える部分)だけオレンジ色が強くなって、
いっそう人っぽく見えてきた。

ジャコウアゲハ


羽化まであと一週間くらいやろか。
リリースしに行くこと考えたら、
ちょうど土日のタイミングで羽化ってくれるとありがたいんやけど。




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