ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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ルーリーの受難

「ジョン・ルーリーは『ストレンジャー・ザン・パラダイス』でしょ、
あの虚無的な……
「いやいや、やっぱ『ダウン・バイ・ロー』でしょ……
「違うでしょ、何言ってんの、その前にラウンジ・リザーズが……
なんて80年代くさいシチュエーション、おおお、書きよったら悪寒が……
いや好きやけどね、ジョン・ルーリーも映画も、もちろん。



GW前から我が家の住人になっとったルリタテハ、
終齢を迎えはちきれんばかりに太って、
サナぐのを待つばかりと楽しみにしとったら。
前回書いた美術館お出かけから戻ると……。

ルリタテハ


あ〜〜〜〜あ〜〜〜。
も〜〜お!
またかよ〜〜!

あんな小っせ〜ときに連れてきたのに、それでもダメか!

前回育てた時と(たぶん)同じ寄生バチやな、これは。
ルリタテハの天敵と言われる
タテハサムライコマユバチ
なんやろな、たぶん。
ちゃんと調べたわけではないけん違うかもしれんですよ。


寄生バチの仲間は宿主となる幼虫に卵を産みつけ、
その体の中でふ化したハチの幼虫は、
宿主から栄養をもらいながらそのまま体内で成長し、
サナぐ時期がくると体外に出て繭をつくる。
それが1頭だけの種もあれば、数百に達する種もある。
この繭はどおみても後者。
この白い固まりの中はハチの幼虫かサナギがびっしりなんやろ。

それからはもおルリ坊が不憫で不憫で。
生きとるけど動けんまま。
しかも通常の終齢幼虫の2倍ほどの期間その状態で生きとる、
てゆか、生かされとるらしい。

そう、完全に飲まず食わずで1週間生き続け、
25日、ようやくその苦行から解き放たれて、
底に落ちてお亡くなりだった。
ルリ坊1頭が何百のハチに生まれ変わると
頭じゃわかっちゃおるけどねえ。
そげんクールにはなりきらんもん。
手塩にかけて育てた我が子が……ううっ。て、なるやん!
んにゃ、その心持ちも公平でないのはわかっとるけど。
羽化りたてのルーリーはいったいいつになったら見れるのか……


そして一夜開けて昨日、プラケースの中は大騒ぎであった。

タテハサムライコマユバチ


ケース越しやけん、でんでんダメですが。
これだけ見てもその大騒ぎは伝わらんと思うけど
3ミリくらいの成虫がわらわらわらわら、ぷんぷんぷんぷん。
何百はおらんめーけど、少なくとも50はおった。

さすがにちっとばかし悪寒が走った。
こいつらもこんだけの数出てくるってことは、
生存率低いんやろけどねえ。

それにしても寄生バチの幼虫が外に出て繭を作る場面って、
一度も見たことねーなあ。
どこから出てくるんやろ??
どーせならいっぺん、それ、見てみたい。



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廃校美術館とチェックな蟷螂

日曜日、廃校利用の美術館「共星の里」で開催中の
「Nexus / International Fiber Work's Expressions 繊維による表現展」に
滑り込みで行ってきた。
「好評につき1週間延長」されたおかげでギリギリ観れた。
ここ、ちょっと遠いのがネックで、自宅から1時間半くらいかかるし、
なかなか決意が必要な所ではあるけども、
いそがしい中、強行してよかった。

上田恭子/spring spirits
上田恭子/spring spirits

酒井稚恵/スターライトが消える場所
酒井稚恵/スターライトが消える場所

弥永保子/南の島からの贈り物ーAir
弥永保子/南の島からの贈り物ーAir

八代利江子/仮想植物
八代利江子/仮想植物

An, Jae-kuk/Restrained Peel
An, Jae-kuk/Restrained Peel


参加アーティスト総勢47名中の、ほんの一部です。
今年初頭に開催された福岡市美術館の「想像しなおし」もよかったけど、
これもまた見応えのある展覧会でした。


−−−−−−−−−−


で、この場所、廃校になるだけあって、なかなかの山里の中にあるわけですよ。
てことは虫的にもオイシイのは間違いなく、
行く前から「魂胆がにおいすぎる」と相方にもつっこまれており。

よかろーもん、これこそ二兎を追うもの一兎をも……でなく!
一石二鳥ってもんやろ。


展覧会観終わったあと、カメラかついでウロウロしよったところ
「お父ちゃん! チェック模様のカマキリがおる!」と姫の声。
急いで駆けつけて見ると、そこにはベージュの背に、
たしかに斜めにチェック模様が入った3センチほどの小さいカマキリが。
なんじゃこりゃ? こんなん見たことねー。
サイズ的にはヒナカマキリに近いけど、全然ちがうし、
翅がちゃんとあるけん、幼虫ってこともない。

ところがカメラの準備しよる隙に葉の裏にまわって、
肝心の背中が全然撮れん。
結局撮れたのはこのカットのみ。

サツマヒメカマキリ

葉っぱを持って裏返そうとしたら、ものすごいスピードで視界から消えた。
落ちて走り去ったのか、飛んだのかすらわからんかった。
く〜〜〜、悔やまれる!
「私が見つけたとよ!」と姫はうれしそうやけど……撮れとらんし。

その後、その木をしつこく探してみたら、
腹部を反り返らせた奇妙な形の幼虫を発見。
ピンボケとるけど。

サツマヒメカマキリ

こんな幼虫も見たことねー。シャクガ系のイモみたい。
さっきのやつの幼虫に違いない。
いつもの調子で手に乗せようとする姫の手を避け、ポトリと落ちて、
姫言うところの「ゴキブリくらいのスピードで」走り去って行った。
うーむ。幼虫と言えどもナメたらあかん難敵であった。


帰宅後の調べにより、ヒメカマキリかサツマヒメカマキリだと判明。
見た目そっくり(らしい)な両者を見極めるには、
越冬形態がいちばんわかりやすい。
ヒメカマキリは通常のカマキリたちと同じ卵越冬、
サツマヒメカマキリは幼虫越冬。
すなわち、この時期に終齢近い幼虫と成虫がおるとゆうことは、
サツマヒメカマキリで間違いなかろう。
考えてみると、この時期に成虫のカマキリって、それ、最大の特徴やん。
細かい見た目的な違いもあるらしいけど、そんなんどーせわからんし。
ちなみにどちらも極めて普通な種とゆうこと。
けど林内の樹上性ってことで、いままで見たことなかったんかねえ。

姫が見つけた姫蟷螂。
お後がよろしいようで。


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道草

3日前、夜中までしごとしよったら、目のしょぼしょぼがだんだんひどくなって
しまいにゃ目が開けておれんようになって、シャットダウンした。
そして、次の日、鏡を見ておののいた。

右目の半分、真っ赤じゃねーか!
暗黒面に引き寄せられたかと思った。
ずっと近くに焦点合わせとるけん、
圧迫されて血管破れてしもたんやろか。
別に痛くもないけんほっといたけど。

昨日は、山越えして1時間ばかり走った先にあるところまで
しごとで出かけんといかんくて。
雲ひとつない快晴、輝く田畑、緑燃ゆる木々。
ああ、呼ばれよる。
が、時間が決まっとるけん、往路は後ろ髪ひかれながらもスルーするしかない。

しごとは2時間で終わったし、さあて。
目が出血するくらいしごとしすぎやったろ?
先週土日しごとやったし、かわりに今日休んで何が悪い?
と逆ギレめいた言い訳を用意して、いそいそと靴を履き替え、
脇道へ、脇道へ。

今ではほとんど車が通らん旧道へと入りこんで、
最初に車を降りたポイントにて、早々に。

ホシベニカミキリ


初対面のホシベニカミキリ!
緑の中で目にする赤はひときわ冴える。
いつもカミキリに出会ったときに沸き上がるこの感じって何やろ。
純粋に造形に心揺さぶられるのか、
それとも、子どもの頃の「あの感じ」が蘇ってくるのか、
ものすご特別感があるんよねー。

特にこの横からのアングル。たまらん。
触角の付け根の一節だけが赤いのもニクイ。

ホシベニカミキリ

クスノキとかタブノキ、ヤブニッケイの新芽などを食うらしい。
まんまアオスジアゲハと食草かぶっとるやん。
アオスジはものすご見るけど、これは今まで見たことなかったな。

しつこくしたら嫌われた。
触角を「前にならえ」して、
前足をそろえてフセするゾウムシのごとなった。

ホシベニカミキリ


−−−−−−−−−−


心の赴くままに走って、ビビっときたところで車を降りて。
を繰り返す。なんて贅沢な。

?ハサミムシ? にしてはハサミの感じが違うようでもあるけど……

コブハサミムシ

どうやらコブハサミムシの幼虫くさい。
ハサミムシといえば、庭の石をひっくり返したり、
積もった落ち葉をかきわけたりして出会うものと思っとったけど、
樹上性のもおるって、大人になってから知った。
それよりもこのコブハサミムシ、メスが自分が産んだ卵を
ふ化するまで飲まず食わずで守り、
産まれてきた子どもに、自身の体を食べ物として与えることで有名。
まったくオドロキのスプラッタな生態です。


−−−−−−−−−−


いつ見ても、触角がジャマで飛びにくそうなヒゲナガガ。

ホソフタオビヒゲナガ

ローガンズな目では、現地ではわからんかったけど、
めちゃ美形やないか! と帰って見てわかる。
こんなことならもっと撮っときゃよかったホソフタオビヒゲナガ

ホソフタオビヒゲナガ

繊細なトーテムポールのようだ。
とゆう例えもよくわからんな。
夜も更けた。


−−−−−−−−−−


ゾウムシとゆうと、名前の通りゾウの鼻のように長い口吻が特徴。
が一般的ではありますが、モミジにいっぱいおったこのゾウムシは、
クチブトゾウムシと呼ばれる仲間で、全然「らしくない」。

ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ

見た目だけでもわかりにくいのに。
旧名リンゴコフキゾウムシ改め、
現在ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシか?
本来なら名前の通り、もっと美しく光る鱗粉で覆われとるらしいけど、
この個体はもうだいぶハゲて黒くなっとった。残念。

もっと寄って撮りたかったけど、すぐ葉の裏に回り込むし、
動きがゾウムシらしからぬスピードで、ここらが限界でした。

ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ


−−−−−−−−−−


黒いアゲハが1頭、すぐ前の日だまりに止まった。
ん? なんか見慣れんバランスぞ。
しっぽ(尾状突起)、長くねーか? 翅、細くねーか?
オナガアゲハじゃ!?
カメラを構える間もなく飛び去ってしもた。
あ〜あ。

歩を進めると、すぐ先のツツジの固まりに舞う姿を確認。
気が急くところをおさえつつ、じんわりじんわり近づいて……
しかし困ったことに、あたりは完全に日陰。
もう数打ちゃ当たるかも的偶然にかけて、シャッター切りまくった。

オナガアゲハ

これがなんとかOKショット。
あとは似たり寄ったり。
まーでもはじめて出会った成虫、こんだけ撮れたら上等やろ。
他にも何頭かおったし、近くで発生しとると見た。
食草とされるコクサギがイマイチわからんけど、
カラスザンショウはいっぱいあったけん、そこが発生源かもしらん。
こんどはじっくり幼虫調査してみようかねえ。


他にもアレコレ撮ったけど、まあこんなもんか。
1時間の道程を4時間かけて帰りました。
ああ、道草って、なんて楽しいんやろ。

それはいいとして、夜中までこんなん書きよったら
また血ィ出るっちゅうに。
バカばい。


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John John Festival 休止前ツアー

12日、ひさしぶりのライブに行ってきた。

フルメンバーでは1年ちょいぶりのJohn John Festivalです。
我が家3人とも大好きな、日本人3人組のアイリッシュバンド。
残念なことにこのツアーを最後に、活動休止に入るとゆうこと。
とのニュースが入ってきたのは3月ごろやったっけか?

平日であろうとも、そら姫も連れて行かんといかん。
てゆか連れて行かんと怒るやろし。
多少寝不足になってもこんな日は特別じゃ。
こんな親はきっと「こんな夜遅くまで子ども連れ回してけしからん」
とか言われるんやろ?
言いたきゃ言うがいいさ。

前回はフィドル&VoのJohnちゃんと、ギター&Voのアニー君二人での
小さい会場での生音ライブで、それはそれでもちろんよかったんやけども、
今回はPA通して、でかい音で聴ける!
しかもサポートメンバー、Dsのともすけさんも同行。
ずっとずっと楽しみやった。



さて、会場についたのは開場時間から10分ほど過ぎた頃。
残念なことにやはりスタンディングではなく、椅子が用意されとる。
何の迷いもなく最前列まで突き進む姫。
ひとつ席をずれてくれた方がおったので、3人並んで最前列に陣取れた。
その節はありがとうございました。
しかし。
ここでは思い切り動けんので後ろに行こうか、
それとも最後やけんかぶりつきで目に焼きつけようか。
葛藤の末、そのまま動かんことにした。

アニー君を先頭に、ステージに最後に登場したJohnちゃんを見て、
あ〜なるほど!活動休止のワケがわかった。
おなか大きいやん。
そんな理由の休止ならば大歓迎。
てゆか、ライブとか大丈夫なん?とゆう心配をよそに
以前と変わらんように、動く、動く!
長いMCの間はさすがに座ったりしよったけど、
しまいにゃジャンプまでするし。
ハラハラしたばい。

John John Festival

引きがないけん、全員いっぺんに入らん。

John John Festival


この人たちのライブがいいのはもうあたりまえ、なんやけど、
生音で聴くより、PAだとトシさんのバウロンがぶっといベースっぽい響きを出して、
そこにDsがビシバシ入ってくるので、もう固まり的ノリがハンパない。
生音のつぶつぶなライブも、もちろんよかったけど。
要はすっげえイイバンド!ってこと。と言い切るよ、私は。
動きたくてたまらんくてムズムズしたけど、
最前列やけん立ち上がるのをぐっとこらえました。

でも最前列ならではのおトクもあって。
アニー君とトシさんのMCは、いつもハイレベルでそーとーおもろいんやけど、
今回はイジられ役ともすけさんが加わって、
お笑いステージか!ってゆう様相を呈する場面もありで、
そん時は、あー、やっぱここでよかったと、自分の気持ちに折り合いをつけた。
とかゆうほどの大層なことかよ。

まあともかく、ちゃんと、しっかり観れたし聴けたし、
間に一度休憩を挟んでの3時間、大満足。
Johnちゃんのお腹のせいもあってか、幸福感につつまれたライブやったなー。
強いてゆうならば「古い映画の話」聴きたかった。

終演後、完全に友だち感覚な姫と遊んでくれたメンバーの方々。

John John Festival

この写真のあと下ろされた姫がひと言、
「ぬれた」
周りにおった一同、大爆笑。
そらもうトシさんの動き方、尋常じゃねーし。
汗だって尋常じゃねーやろ。


いつの日か、必ず戻ってきてくれると信じとるよ。





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これやこの

昨日はめちゃめちゃ忙しかったのだった。いろんな方面で。


前回、サナギに変化が見られたヒロオビトンボエダシャク
じわじわと色が濃くなって、おととい羽化るかと思たけど、
結局寝る時間になっても羽化らず。

ヒロオビトンボエダシャク

今日もしごとの合間にちょいちょい様子見よったけど、
なかなか羽化らん。


−−−−−−−−−−


そうこうするうち雨が上がって明るくなったので、
おととい夕方の散歩中、飛びよるのをつかまえた
ルリカミキリの撮影タイム。

ルリカミキリ

おとといは撮影するには暗かったので、ひと晩お泊まりいただいた。
しかしサイズが1センチ程度しかないし、動き回るし、撮りにくいこと。
しかも翅のメタリックブルーの色が全然出らん。

ルリカミキリ

ウルトラの母。ではない。

普通カミキリムシの複眼は、触角を包むように
顔の正面から頭の上までつながっとるけど、
このルリカミキリは、上下二つに完全に分かれとる。
通常2つの複眼が4つある、ってことですね。


−−−−−−−−−−


その撮影中、姫が帰ってきた。
「階段にカミキリがおったよー!!」

よくおるサビカミキリとかゴマフカミキリ系やろと思ったら。

でか!!
触角長!!

キマダラミヤマカミキリ


てゆーても触角入れんで4センチ程度やけど、
このクラスのカミキリは今シーズン初やったけん、
やたらデカく見えて、テンション上がったですよ。
てゆか、たぶん初対面なキマダラミヤマカミキリ
えらい!よーやった!

わが子ながら持ち方もうまい。
力づくで首をつかんですべってはずれて咬まれるような持ち方とは対極の、
ふわっと乗せ持ちとでもゆうか。

まーともかく撮影、撮影。
ところがこいつがまたじっとしちゃおらん。あたりまえやけど。
けそけそとずーっと歩き回るし飛ぶし、
なんつうても光量が足らんで難儀した。
ちょっとでも明るいとこ、背景がスッキリしたとこ求めて
あっちへ移動、こっちへ移動。
三脚立てたり手持ちにしたり。
結局マシに撮れたのは、「デジタル顕微鏡」付きコンデジだったりして、
今までの苦労はいったい何?とクラっときたりして。


そのデジ顕画像にて、これが件の複眼・通常版。

キマダラミヤマカミキリ

背中の毛はこげんうねっとるんやねえ。

キマダラミヤマカミキリ


「まいったなあ」「さらに足までかいーし」

キマダラミヤマカミキリ


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などとバタバタしよるうち、すっかりシャクのことを失念しておった!

ヒロオビトンボエダシャク

やっぱね。
もうすっかり翅は伸びとる。
でもまだ開いとらんし、それほど羽化ってから時間は経っとらんみたい。
しかし色が変わりだしてから丸2日かかった。
ずいぶんゆっくりなこと。

これ、しばらくのち、開いたとこ。

ヒロオビトンボエダシャク

よかったー、ヒロオビトンボエダシャクで間違いなかった。
腹部にある黒い模様が規則的できれいな形しとるのが
トンボエダシャクで、このように不規則なだんだらがヒロオビだと。
幼虫も同じような見分け方らしいんやけど、
ちょとばかし確信持ててなかったけん、ホッとしまして。
けど「ヒロオビ」がどこのことを指すのか、さっぱりわからん。


ほぼチョウやけどねー、この姿。
口もクルクルストローやし、花の蜜を吸うし。

ヒロオビトンボエダシャク

しかも昼光性で、へらへら優雅に飛ぶ姿もガのイメージからは遠い。

チョウはOKやけどガは無理って人、これでもやっぱりだめなんやろか。
何がだめなんやろなあ。



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中間報告

このまえ書いたオオミズアオの幼虫、
予定通り連休中に連れてきたまではよかったんやけども、
そしたらこんなりっぱなヤママユに育ちました……。

ヤママユ

んなことあるかい!
す、すびばせん。
わたくし、ウソをついておりました!


いやあ、思い込みっておそろしいもんですね。
ひと目見てすっかりオオミズアオと思い込んどったのはヤママユでした。
失礼しました。

ま、これも一度は育ててみたかったけん、それはそれでいいんやけども。
現場で発見した時は25ミリくらいだった幼虫も、
今ではもう倍以上、6センチくらいになりました。
まだまだ最終サイズまではほど遠いけどね。

ヤママユ

やはり姫的にはこれやらずにはおれんみたいで。
単純に足の感触とか、頭をふって逡巡する姿がかわいいのか。
その気持ちはよくわかる。


−−−−−−−−−−


さて、この中身のないオナモミみたいのは?

ルリタテハ


そう、このひとの脱皮殻です。

ルリタテハ

着とるときは花火やねえ。
ルリタテハも順調に育ちよります。
プチ遠征時に連れ帰ってきたこのルリ坊やったけど、
その後のホームで見つかる見つかる。
エサ補充時にも毎回出会うほど今年は多産年のようで。
「生き物がかり」になった姫も、この前学校に連れて行きました。


−−−−−−−−−−


4月末にプラケースの隅でサナいだヒロオビトンボエダシャク
サナギは鮮やかな黄色に黒いブチ入り。
右端に見えるのは終齢幼虫の抜け殻。

ヒロオビトンボエダシャク

繭は、落ちんどきさえすりゃノープロブレム!ってくらい、
スカスカ糸のみのシンプルさ。
今日見たら、なんとなく翅〜頭部の色が濃くなっとるように見えるけど、
はたして……

ヒロオビトンボエダシャク


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最後。
このまえバイバイしたテングチョウ
数日遅れてサナいだもう1頭も、無事、昨日羽化りました。

テングチョウ

昨日は朝からバタバタ出かけて、夕方まで戻らんかったので、
またもや翅表の画はなし。
でもまたうれしいバイバイができて、ほっとしたバイ。



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夜の訪問者

さあ、なんでしょう。
突然ですが。

ヒゲコメツキ


海藻? 
枯れた針葉樹の葉?
はたまたシダ類の葉?

答えはすぐ下にあり。


−−−−−−−−−−


夕べは訪問者の夜だった。

相方がジュースを飲みたいとゆうので、自販機を求めて非常階段を下りよったら、
踊り場にひっくり返ってもがもがしよる虫の姿。

ど! ヒゲコメツキ!
子どもの頃から一番好きな虫。
幸運なことにここ3年、毎年見れとる。
このヒゲコメツキにまつわる、姫とのフシギエピソードは
過去記事にて。
今日は相方に感謝感謝。


まま、こんなとこじゃなんなんで、とりあえず中へどーぞ。


どどーん。

ヒゲコメツキ

ヒゲコメツキ

いつ見てもホレボレするこの容姿。
オスだけが持つこのクシ状触角、
より広くメス信号をキャッチするためなのかもしれんけど。
けど、この触角のせいでひっくり返ってもなかなか起き上がれず、
街灯に飛んできて、もがもがしながら衰弱死してしまうことも
少なくはなかろと思う。
そう、れっきとしたコメツキムシであるにもかかわらず、
得意技のパッチンもできんとゆう、本末転倒な悲しき触角なのですよ。


この写真ではわからんけど、口には小さいながらちゃんとした大顎がある。

ヒゲコメツキ

ビワの果実を与えたら食うし、昆虫ゼリーも食う。
けど樹液に来とるのは見たことねーし、
一般的には肉食で、小さい昆虫を食うとされとる。
けどこれまた捕食シーンも見たことない。
どーもよくわからん。
いずれにしても出会いはいつも偶然ばっかしで、
狙って見つけられる相手ではないのよね、残念ながら。


−−−−−−−−−−


一夜明けて、朝、玄関で迎えてくれたのは

カギバアオシャク

カギバアオシャク
深いグリーンに、マーブリング模様がめちゃくちゃキレイ!
やや大型、6〜7センチくらいあって、存在感もただならぬものがある。

カギバアオシャク

成虫は花の蜜などを吸うらしい。
これも口がよく見えん写真でごめんなすって。

幼虫は新芽擬態のスペシャリスト。
あこがれリスト入りして久しいけど、いまだ出会えん。
てゆか成虫もこんな美しいのわかっとったら、
リスト入りしとってもよかったんじゃね?的レベル。
図鑑じゃわからんもんのー、この繊細さは。


今日は夜になるまで、一日中じっと同じとこにおったけど、
さっき姫が見に行ったとき、ゆるーく翅を動かしよったらしい。
やっと活動開始か?

ヒゲコメちゃんは、動きの鈍い朝の低体温時に存分に撮らせてもらい、
横の林に帰っていただきました。


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客帰る

なんだかんだで、外遊びがほとんどできず、とゆう連休になってしまった。
キャンプ行かんかったのは、姫がキャンプデビューして以降、
はじめてかもしれん。

でもそのおかげでテングチョウの羽化に立ち会えた、
と思えば、それもまた悪くはなかろう、と考えることにする。

−−−−−−−−−−

先月29日にサナいだ個体。
前も書いたと思うけど、タテハの仲間はアゲハとかモンシロチョウと違って、
腹の先でぶら下がるサナギの形(垂蛹型)をとる。
透明感があって、めっちゃきれいです。

テングチョウ


そしてちょうど一週間後の5日、
いよいよ来そうやな、と、一夜明けたら真っ黒。

7:35 まだ数時間かかりそうです。

テングチョウ


10:45 背中や顔の辺りに殻と中身の分離がありますね。

テングチョウ


11:09〜12:20 
なんと! 腹部の蛇腹が伸びよる!
今まで飼育したチョウたちでは、この動きは見たことなかった。
とともに、殻と中身の分離も進みます。
翅表のレンガ色もはっきり確認。

テングチョウ


12:31 
割れた! そこから一番下のコマまで1分強。

テングチョウ

こんな無色のサナ殻もはじめてですよ。砂糖細工様。


12:34
このまま翅伸びたら下に触るぞ、てハラハラしよったけど……

テングチョウ

「ちゃ〜んとわかっとるよ」と触らんところまで這い上がっていきました。
てゆか、触っとったけど、特定の時間内なら多少は大丈夫なんやね。
まあ出てくる時はいろんなもんに触るけんね。


12:50
ほぼ伸びきったかな。あとは乾燥を待つのみ。

テングチョウ

このスキに近写。

テングチョウ

4本足(に見える)はタテハチョウ科の証。
意外と毛深いテング鼻まわり。
目も×じゃなくて、猫目やなあ。


翅はもちろんタペストリー。
これは「デジタル顕微鏡」機能付きのコンデジで撮るべきだったな。

テングチョウ


1時間後、触覚をピンと立てた凛々しい姿。

テングチョウ


残念ながらここで外出時間となり、鮮やかな翅表は撮れんかった。
こちら(過去記事)参照してくだせえ。
これもあんまいい画じゃないですが。

夕方、帰宅後、バイバイ。
この時の「バイバイ」ほど、
すがすがしく、うれしいバイバイはないかもしれんな。



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番外編

プチ遠征から帰ってきた夜。
相方が「なんかおるよ!」と呼ぶので見にいくと、
採ってきたタラの芽を浸けとったボウルについたゴミを指さす。
どう見てもくずくずの枯葉が固まったようにしか見えんけど
「絶対生きもの」とゆうので触ってみると、確かにそんな感触。
ひょろっほー!
これまたあこがれのゴミ背負いイモムシの誰かに違いあるめえ。

てことで、テーブルに移動させてしばし観察。

ヨツモンマエジロアオシャク

……ゴミにしか見えん。

探しても探しても見つからんけど、
ひょんなことから出会うもんやな、
でもこんなん自然界でじっとしとったら見つかるわけねーよ、
とかなんとか思いよったら、動き出した!

ヨツモンマエジロアオシャク

これはおそらくヨツモンマエジロアオシャクじゃろ。

ヨツモンマエジロアオシャク

本体にはちょっとしたトゲトゲがあって、
葉っぱをくっつけやすくなっとるんかな。

自分で葉っぱくっつけよるとこ想像したら、
いじらしくて可愛らしくてよー。
ぜひこの機会にその様子も見たいもんだ。

ものの本には「食草:アカメガシワ、ヤマハギ、その他広食性」と書いてある。
とはゆうものの、今ここにあるわけなし。
「その他広食性」に期待して、
とりあえずテングチョウ用のエノキを与えてみた。
明日の歩きでいろいろとってきてみよう。


で、次の日。
昨夜与えたエノキにかじった痕がある。
へ〜〜、エノキでもいいったい。
まあとりあえずはアカメガシワ、ヤマハギ、コナラ、エノキととってきてみた。
アカメガシワもコナラもかじったけど、
一番好きなのはどうやらエノキのようですね、この子は。

ヨツモンマエジロアオシャク

そして背中にグリーンの挿し色を入れて、ちょっとだけ春らしい装いに。

もう。
ラブリーすぎるぜ!



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プチ遠征 完結

週末のプチ遠征にて歩き始めて早々、水辺で出会った初モノ。

ヒゲナガハナノミ

ベニボタル系?
ヒゲコメツキ大好きな私としては、ちょっとテンション上がる系。
写真撮り終えてまわり見たら……
なーんかよ、いっぱいおるやん。
りっぱなクシヒゲのやつだけじゃなくて、
ふつうの触覚で体色が黒いのもおる。
やはりヒゲコメツキ同様、オスだけがクシヒゲと見た。
胸部背面の突起も特徴的。

ヒゲナガハナノミ

帰宅後の調べによるとヒゲナガハナノミ
ヒゲナガ・ハナノミではなくヒゲ・ナガハナノミであって、
花に集まりピンピン飛ぶハナノミ(花蚤)科とはまったくの別もの。
ご覧のとおり、見た目はホタルに似とる。
幼虫が水中または湿地の土中で生活するため、
成虫もそおゆうところで見られるのだと。
ただし、幼虫も成虫も何を食うのかさえはっきりせん。
ナガハナノミ科はまだ研究が進んどらん昆虫で、
日本では20種ほど確認されとるにもかかわらず、
幼虫が見つかっとるのはわずか3種ほどげな。
研究しよっかなー、なーんてな。


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水辺につきもののトンボ。
鋭い飛び方ではなく、はらはらはらとゆるやかに飛ぶのがおるので
目で追って、止まったところへ忍び歩き。

キイロサナエかヤマサナエか/未同定

トンボは種類を特定するのが極めて難しいけん、
背面だけではぜってーわからん。
ので横から回り込んで撮ろうとしたら、逃げられた。
やっぱね。

たぶん、キイロサナエヤマサナエと思う。
環境的にはキイロサナエの可能性が強いかもしれんですが、
まったく自信なし。


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やったやった、イチモンジカメノコハムシの交尾じゃ。

イチモンジカメノコハムシ

珍しくもない種と思うけど、
うちらへんには食草のムラサキシキブがないけん、とんと見かけん。

イチモンジカメノコハムシ

このフォルム、この手足の出かた、もーどおする?


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さあ、ようやく終わりにたどりついた。

ちょっぴり期待はしとったけど、やっぱおった!
あこがれのオオミズアオ幼虫!

オオミズアオ
オオミズアオ

好きな蛾・成虫部門ベスト3には間違いなく入る。
成虫は毎年どこかで出会うけど、幼虫見たことなくて。
てゆか、ホームにははたして生息しとるのかどおかわからん。
コナラはいっぱいあるのに、成虫にすら会ったことないけん。

でも、連れて帰らんかったんよねー。
あの大型蛾を羽化後ここまで連れてくる?
今ある虫かごでは翅痛めるぞ。どおする?
とゆう葛藤の末、見送ったのでした。
が、すでに後悔しとる。
終齢まで育った丸々した幼虫を見たい。
羽化直後の美しい成虫を見たい。

オオミズアオ

写真が難アリやけど、それでもこの美しさやもん。
連休中に時間があったらやっぱりさらいに行こうと画策中。



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