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ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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君や僕にちょっと似ている

話は前後するけど、連休の中日、熊本に行ってきた。
目的は、熊本市現代美術館で開催中の
「奈良美智:君や僕にちょっと似ている」

奈良美智


昨年横浜を皮切りにはじまった巡回展で、オール新作、
しかも作家自身初挑戦のブロンズ彫刻も展示。

会場では、暗めの照明の中、いきなりその立体作品たちが迎えてくれる。
展示の配置も含めてスバラシイ。
そらもう圧巻です。

板に描かれた作品、段ボールに描かれた作品、キャンバスに描かれた作品、
スタジオを再現したインスタレーション風あり、ドローイングも多数。
ハコの中で作品観るのって、たいてい終盤は疲れてどうでもよくなるんやけど、
今回は違ったなー。
もっともっと観たかった。


奈良さんの描く少女たちが、デフォルメ率が高いにもかかわらず
「君や僕にちょっと似ている」のは、
まあ簡単に言うと、誰もが内包するモヤモヤを具現化することが
この上なくうまいからなんやろなー。
イヤ、「うまい」とか書いてしもたけど、
決してテクニック的なことばかりではないです、もちろん。
ものすごいオリジナリティーを放ちながらも、
誰もが自分を投影できるような普遍性を持つ。
しかも文句なしにPOPでカワイイ。
こんな作品作る人、ほかに知らん。
イヤ、そんなにアーティストいろいろ知らんですが.....

まあいいや。
ムツカシイことは専門の方々があちこちで書いておられると思うので、
興味がある人はそちらを。



とにかく、ますます好きになりました
ふるえました。笑いました。ほわっとしました。泣きそうになりました。

作品を観るのは好きでも、閉所が苦手で
ハコではいつもすぐバッテリー切れを起こす姫、
今回は最後まで時間かけて観れたようで。
成長したのか、作品の魅力か。
なによりです。

実は数年前、奈良さん来福時のアルティアムで、うちの姫、
作品を観たあと、恐れ多くも面と向かって
かわいかったよ!
感想を述べたことがありまして。
おだやかに「ありがとう」と応えてくれた奈良さんのニコニコ顔、
とても印象的でした。



で、ゲットしてきた3人分のグッズたち。

奈良美智

外せない展覧会カタログ、缶バッヂ。
さらにTシャツに熊本会場限定のキーホルダー、おまけののど飴....
うーむ......
乗せられた感は否めんが。
ライブ会場なんかでもそうやけど、観た直後は高揚しとるけんね、
まあしょうがない。


−−−−−−−−−−

おまけ。
駐車場から美術館への道すがら、商店街の裏通りで見つけた
越冬ウラギンシジミ

ウラギンシジミ

ウラギンシジミ

今年はなんか縁があるねえ。


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You′ve got to get into the groove!

この週末、姫のアスレチック場3カ所のはしごに付き合った。
待つ間ヒマなので、当然そこらをうろついてみた。
結局、自分ひとりで見つけたネタは1個だけなんですけど.....




ソメイヨシノにいい具合のプレート。

ヨコヅナサシガメ

裏返してみると...



期待通りおった。

ヨコヅナサシガメ

ヨコヅナサシガメ
幼虫の集団越冬です。

テカテカのツヤ黒&ポイントの赤と白、手足の細長さから
パンクスを連想するのは私だけではあるまい。

成虫は成虫で、その腹の横の張り出し、意味あるん?
とツッコミたくなるような特異な風貌。
悪者メカな感じがカッコイイ↓。

ヨコヅナサシガメ

「サシガメ」という名前からわかるように、
他の生き物の体液を吸う肉食カメムシ。
東南アジアや中国原産の帰化昆虫で、やっぱり西から東進中、
関東までは普通におるようです。
春にサクラなどの幹に集団でおるところをよくみかけますね。
完全に定着しとる。


−−−−−−−−−−


姫が重なり合った石をめくってみました。

ナミテントウ

数は少ないながら、ナミテントウの集団越冬。
ど定番です。


残念ながら、虫はこんなとこ。
なさけねー。


−−−−−−−−−−


ついでに植物も行っときますか。

1センチほどの丸い葉がかわいらしいマメヅタ

マメヅタ

ツタと名前はついとるけど、れっきとしたシダの仲間。
その証拠に胞子がつまった胞子嚢。

マメヅタ

この胞子嚢がびっしりな葉を胞子葉と言うらしいけど、
それがまたかわいい。
こびとの靴洗いタワシかよ。



−−−−−−−−−−


なーんか、傷だらけの木を発見。

キツツキか

キツツキか

たぶんキツツキの仲間のしわざでしょう。
ポピュラーなコゲラあたりか。
確かに、立ち腐れ寸前の様相で、虫がいっぱい入っていそうな、
そんな気にもなるのかなんて、考えたりするけど。
と、なつかしくオザケン風に考えたりするけど。


−−−−−−−−−−


そしてシメは、姫のリクエストでカラオケに。
姫が、さよならポニーテールをキンキン声で熱唱するかたわら、
「愛し愛されて生きるのさ」なんか歌ったりするけど。



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お食事

昨日の虫歩き中のこと。
何やら気配を感じて立ち止まると、
前々回ちらと書いたシロハラが食事中。

シロハラ


真横を通り過ぎようとしよるのに、逃げもせず堂々と食いよる。
近づいたら逃げるかと思いきや、一歩下がっただけ。
こんな根性座ったシロハラに会ったのは初めてやな。
せっかくなので、近写させていただいた。
あの感じだと、その気になればもっと寄れたろうや。

シロハラ


エサはどうやら大型のバッタ。
この時期、超ごちそうなのかもしれん。
それにしてもよー見つけるよなあ。
こんだけ苦労して探してもなかなか見つけきらんのに、
イモムシを口にしたシジュウカラとかしょっちゅう見るもんなあ。

シロハラ/バッタ

獲物はトノサマバッタクラスです。
そりゃあうまかろう。

邪魔したな、失敬。


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越冬シジミ Ver.2

今朝はさすがに雪と風に負けました。
そんな雪の中でも、先日見つけたウラギンちゃんはじっと耐えとったけど、
私は歩きを40分で切り上げ、早々にPCの前。


さて、現在我が家でさなぎ越冬中のルリシジミ(たぶん)のことを、以前書いた。
もう一頭、正体不明のシャクがついとることも。
http://couleur64.blog.fc2.com/blog-entry-48.html

そのシャクが、とうとう先週、お亡くなりに。
結局エサがわからぬまま、とりあえずハギを与えとったけど、
自然界のマメ科のシーズンもとうに終わり、どこからも調達できん。
結果、餓死してしまったのかもしれんし、
寒くて死んでしまったのかもしれん。
すまん。


その2頭のほかに、シジミの幼虫が2頭おることがわかったのは、
件の記事を書いた直後、年末くらいだったか。
エサとしてとってきたハギについてきたルリシジミかと思っとった。
ハギの花食べよったし。
ところがこの2頭も、シャクが亡くなったのと同じ頃、姿を消した。

ぬぬぬ?

エサがなくなって、こっちもお亡くなりかと思いきや、
落ち葉の下でちゃっかり越冬態勢に入っとった。
ルリシジミはさなぎ越冬とされとるが?
てことは?

ウラナミシジミ


実は昨年10月、相方の実家でベビーマラカスに産卵中の
ウラナミシジミを発見、
卵を持ち帰って、同じ飼育ケースに入れとった。
なかなか孵化せんのであきらめとったけど、
これが無事孵化ったのかもしれん。

ウラナミシジミ
ウラナミシジミ


ウラナミシジミは、暖地のみでしか越冬できんといいますよね。
てゆーか、越冬するという意識も方法も持たず、
暖地では、冬は卵から成虫まで、いろんな形態をとっとるらしい。
「暖地」とは、関東より南の太平洋沿岸で、九州では南部とされ、
かつて北部ではごくまれだったそうやけど、
やっぱりこれも温暖化の影響からか、生息域は北上しとるらしい。
てことはですよ、前のルリと思っとったサナギも、
ウラナミの可能性もあるってことか。
幼虫とかサナギで同定できん私に問題アリ。

話をもどそう。
一方、寒いところのウラナミシジミは冬になると全滅してしまうのだと。
次の年、春になると、暖かいところで冬を過ごした個体たちが、
世代交代をしながら北上を続け、また寒い地方に戻って来るのだと。

だったら、ずっとあったかいところで過ごせば?
とも思うんやけど、食料の競合を避けるためだったり、
勢力を広げるための戦略だったり、いろいろ事情があるんやろねー。
ある日、寒くても適応できる個体があらわれて、
徐々にその数を増やしていければ、報われるっちゅうもんで。


夏場、暖流に乗って卵が運ばれてきて、日本沿岸で幼少期を過ごし、
冬になると死んでしまうギンガメアジやロウニンアジなど
「死滅回遊魚」とよばれる魚たちもおるけど、それとはまたワケがちがう。


こんな小さい体で。
たくましい。


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水の亀、陸の亀

水中は外気の影響を受けにくいおかげで、
冬になっても普段とそんなに変わらん生活を送る虫たちも少なくないらしい。
てことで先週、ひさしぶりに水場に行ってみた。

ま、水場つーても、なんてこたあない、
山水を流すための大きめの側溝というか、
そこからあふれて溜まった池というか、そんなところにて。


仰向けでピンピンしよるおなじみの姿を発見。

コマツモムシ

大きさから、コマツモムシと思われ。目測6〜7ミリ程度。
マツモムシはもっと存在感あるもんね。
あと、マツモムシは水面におるけど、こっちは水中。

どちらも水中の小さい生物を捕らえて、体液を吸う。
ひと言で言うと、水中生活をする肉食カメムシですね。
手で握ったりすると刺されます。
数年前、姫は自分で捕まえたマツモムシに刺され、大泣きした。
相当痛かったとみえて、それ以来、異常に警戒するようになってしまった。


ついでにその水辺に来とったシロハラも。
マクロレンズでは、これくらいしか撮れん。

シロハラ

この山ではおなじみの冬鳥。
林の中を散歩しよったら、地面からいきなり飛び出してきて、
しょっちゅうビクッとさせられる。





コナラの樹皮のすきまになんか見ーっけ!

クヌギカメムシ

15ミリ程度で、ハバチかなんかの幼虫っぽく見えるけど。
家に帰って、でけー画面で見てみたら。
あれ?どうも幼虫ではなさそうやん。
で、調べてみた結果、どうやらクヌギカメムシの仲間の卵塊らしい。
ゼリー状のものに包まれて乾燥から守られとるし、
接地部近くには呼吸管完備という、よくできた卵の家。
ん〜、ミラクル。


成虫はこんなん。

クヌギカメムシ

ただ、この種類にはヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシという
よく似た近縁種がおって、
ひっくり返して生殖器の形やら気門の色やら見らんとわからんげな。
それでもオスはまだマシなほうで、メスとなると専門家でないと同定不能だと。
ということで、この卵も成虫も、正確なところは当然わからずじまい。

おーしまい。



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立春

暖かかった週末、すっとばして3月みたいでした。
そのせいで、部屋ではテントウムシが目覚めて徘徊、
非常階段にはうれしいお客。


[その1]

ウシカメムシ

ウシカメムシ

普段動きが早くて、なかなかこんな写真は撮れん。
動きが鈍いついでに、もう1枚、冬しか撮れんショットをば。

ウシカメムシ

なんかこういう角度で見ると、ゲッターロボのゲットマシンとか
グレートマジンガーのブレーンコンドルを連想してしまうのは私だけか。
あとライディーンとかガッチャマンとか。
SHOWAやな〜。

このひと、右脚2本と触覚1本、失っとった。
鳥にでも食われそこなったのか、飛んできたあとの事故なのか。

ウシカメムシ

痛々しい。
まだ動きはできるけど、今後どうなるのか。





[その2]

クロシタキヨトウ

調べたところ、クロシタキヨトウでしょうか。
漢字だと「黒下黄夜盗」か。
全身黄色っぽくて、写真では見えとらん下の翅(後翅)が黒いことから。
このヨトウガの仲間、幼虫はヨトウムシと呼ばれ、
昼間は土にもぐったりして姿を見せず、夜の間に野菜など農作物を食い荒らす。
同じ食害するにしても、昼間堂々とではなく、
隠れて食う感じが憎たらしいんやろな、人情として。
そのせいではがゆさ倍増、完全に害虫扱い、
このように憎々しげなネーミングになったと思われます。

けどこのクロシタキヨトウの食草は、ざっと調べてみたけどわからんです。
成虫は樹液に集まるらしい。
横顔見たら、たしかに汁吸い系の香り。
アケビコノハにも似とるでしょ。

クロシタキヨトウ

襟を立てた毛皮のコートとマフラーに包まれたマダム風な。
非常扉に挟まれそうで挟まれんところにへばりついて、今日で3日目。
また寒くなるぞ。どうする?



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