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ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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ひさびさの

腰の調子が悪くて虫歩きを控えていたせいで、
ものすご間があいてしまった。

昨日〜今日と、ようやっとだいぶよくなってきたので歩いてきた。

まずは道ばたに雑草のように生えとるスミレ群のそばに
ツマグロヒョウモンのサナギ。

ツマグロヒョウモン

あまりに無防備なようやけど、来年春までこのままなんよねー。
寄生されずに大人になれたらいいけど。



今年も見れた。
冬の虫探しの定番になっとるゴマダラチョウ

ゴマダラチョウ

寒くなると樹から降りて、根元の落ち葉の裏で冬をやり過ごす。
秋には幼虫1頭しか確認できとらんかったけど、
わりと大きいエノキやけん、やっぱし上の方にはまだまだおったんやね。
さらっと見ただけで5頭確認。


キケン。ゴマフリドクガ

ゴマフリドクガ

ドクガと名がついていながら無毒のやつも多い中、こいつはりっぱに有毒。
ドクガにやられたらたまらんけんね。注意注意。
最近よく見ると思ったら幼虫越冬げな。


かわいいブチミャクヨコバイもおった。

ブチミャクヨコバイ

名前の由来は翅脈上の白点だと。
暖かい頃はササっと葉裏に隠れよったこのひとも、
こんだけ寒いとさすがに動きが鈍い。


最後に、クズの葉にこんなカメムシの幼虫もおった。

イチモンジカメムシ

クズといえばマルカメムシ。
そう思って素通りするところやったけど、はたと止まって見たら全然違うし。
正体がわからんかったので、カメムシに詳しい知り合いに確認したところ、
たぶんイチモンジカメムシだろうと。
カメムシってかなりかわいいと思うんやけど(特に幼虫)、不人気やもんねー。
そっと手に乗せるくらいだったらあのガスも出さんのやけどねー。



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パグ?

虫歩きは、半分は健康維持のためも兼ねとるので、
ずっとスローペースで虫を探しながら歩いてはいかんのです。
仕事がら意識的に体を動かさんと、
ヘタしたら一歩も外に出らんこともあるし。

よって道のりの半分はガンガン歩き、
残り半分が虫歩きというシフトチェンジ式。
冬場はよりペースがスローになる分、
夏場のような偶然の出会いが減るけん
道草も少なくなってプラマイゼロ。


今日は久しぶりに公園のクチナシをのぞいてみた。
おっ。まだおるやん、オオスカシバ

オオスカシバ

このカラーリングのやつははじめて見た。
気温とか時期的な影響があるんかしらん。
この色だと腹のしわのところがパグ犬みたい。

オオスカシバ


普通見るのはこっち。
クチナシの葉叢の中におると、なかなか見えん。
ほんと、自分の食草にまぎれる幼虫たちの技には舌を巻く。

オオスカシバ


スズメガの仲間やけど、成虫の翅は透明で一見ガに見えんかも。
羽化したては普通に鱗粉に覆われとるけど、
翅を羽ばたかせる一瞬のうちに、すべての鱗粉を落としてしまう。
その瞬間を撮影したくて、何度も幼虫から育てて挑戦するも、
いままですべて玉砕。来年こそ。と毎年言いよる。

オオスカシバ

なんのために鱗粉を落とすのか、てゆうと、
ハチに擬態して身を守るためと言われとる。
前々回ちょっと書いたホシホウジャクみたいに
ホバリングしながら花の蜜を吸う様は、
ハチドリに加えて透明な翅の分、ハチ度高いかもな。
高速な羽ばたきと、おしりの毛もホバリングの秘密かも。
止まっとる時は閉じとるけど、飛ぶ時はぶわっと広がる。

オオスカシバ

大好きなガです。


そしてミカンの枝にはナミアゲハ。

ナミアゲハ

完全に育て飽きとるし見飽きとるけど、もうこれからしばらくはなんでもいいの。
生きとる虫なら。



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スロー

朝早くに虫歩きするので、これからの季節、
歩くペースをぐっと落とさんと、まったく虫を見れんことにもなりかねん。
偶然の出会いにたよるのもそろそろ終盤。


このクマバチは道ばたにころんと転がっとった。

クマバチ

何かにじっと耐えとるような姿がえらくかわいい。
触ってみたけど、もぞ〜っとほんのちょっとしか動かんかった。
しばらく体が温まるまでの辛抱、昼間はきっとブンブン飛び回るやろ。
でもなんで道ばた?


林の中はもっと冷えとる。
センチコガネもよたよたスロー。

センチコガネ

一度ひっくり返ったらもう起きれん感じやけど、
気温が上がる頃にはちゃんと動けるようになるんやろか。
よくひっくり返ってもぞもぞしよるやつがおるけど、
あれ起こしてやってもすぐまたコロンってなるもんね。
もうそおゆう時期なんやろな。


エノキの葉上のゴマダラチョウは冬支度。

ゴマダラチョウ

葉の上に糸を張って作った「座」と呼ばれる定位場所も分厚くして、
自分の体にも毛をいっぱい生やし、外皮を分厚くして。

夏と比べると様子が違うですやろ。(夏バージョン↓)
ゴマダラチョウ

このひとたちも、もうすぐ樹を降りて、
落ち葉の下で越冬体勢に入ることでしょう。
だけど今年、マイフィールドでは
ゴマダラチョウが好むエノキの幼木がことごとく切られて、
幼虫を見つけるのもひと苦労。
やっと見つけたこの個体も、ちょっと大きい樹やけん、
ジャンプして枝をつかんで引き寄せんと見れん。
去年まではあんなにおったのに。
真冬の落ち葉幼虫見つけるのも難儀しそうな。


そんな寒さの中。
街灯の下にカブトムシの礫死体。
少なくとも3日前まではなかった。

カブトムシ

わざわざ誰かが持ってきてこの場所に捨てたとも考えにくいし。
こんな気温下がっても成虫で生きとるやつがおったっていうのは驚きやった。
このまえ羽化したアオスジもそうやけど、
思った以上に遅くまで活動する個体も多いのかもしれん。



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訪問者

めっきり寒くなってきました。
こうなると、私の虫歩きの時間帯にはまだ虫たちも活動をはじめとらんので、
日に日に退屈になってくる。

けどうちは立地的にうれしいところにあるけん、
まだ逆に向こうからやってきてくれることもたびたびありんす。
代表はガたち。
成虫も幼虫も、とてもすべてを把握することは不可能な多種多様さで、
その魅力は筆舌に尽くしがたし。


ほんの一部やけど、この魅力、ちっとは伝わらんかなー。
以下はここ1週間ほどの間に、我が家にやってきたひとたち。

ツマジロエダシャク

ツマジロエダシャク
やっこさんやね。
このやっこさん型のエダシャクたちが好きでねえ〜〜。
「つま先(前翅の先)が白くて、幼虫が枝みたいなシャクトリムシ」を意味する名前。
覚えやすい。

エグリヅマエダシャク

エグリヅマエダシャク
こっちはステルス戦闘機。
「前翅の先がえぐれとる、幼虫が枝みたいなシャクトリムシ」の意。
2日間ぐらい、まったく同じところにじーーーっとしとった。

同じ「エダシャク」のくせに、ぱっと見こんだけ違うんやもんね。
近い種類と思わんよなー。



今回いちばんテンション上がったのはこれ。
オオアヤトガリバ
何でしょ、この複雑な模様。おんもしれー。

オオアヤトガリバ

「見て見て、顔があるよ、かわいー」とは姫。
たしかに。
オオアヤトガリバ


こっちの、本当の顔はなんかみたことあるような....
オオアヤトガリバ

あっ。ゴン太くん!


先日アケビコノハに餌付けして味をしめた姫がミカンを与えてみると...

オオアヤトガリバ

すかさずストローのばして吸ってました。



ストローといえば、このストローもすげー。
このホシホウジャクも、わりと遅い時期まで見かける。
花の蜜を吸うために長く伸びたストローを持つスズメガの仲間。
そのストローを花にさし込んでホバリングしとる姿は、ハチドリさながら。

ホシホウジャク

この姿を見て、「ハチドリを見た!」という人が後をたたぬというのも
わからんではない。



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なぜに今?

今週後半はこの秋一番の寒さとなり、
福岡でも最低気温が10℃近くまで下がった。
いよいよ生き物たちの活動も鈍くなってくるなあ。
さびしいなあ。


7月末に姫が連れてきたアオスジアゲハの終齢幼虫、
さないでからすでに3カ月が経過。
真夏にさないでそのまま越冬もなかろうし、
もうそろそろあきらめて片付けねばなるまいと、
おととい最後の確認のため、ちょっと強めに触診してみた。
かたい。ピクリとも動かん。
色は鮮やかなグリーンやけんまだ死んではおらんかも、と
淡い期待を持ちつつこれまで引き延ばしてきたけど、
やっぱダメか。
とはいうものの、処分しきれず置いたままにしとったら、
昨日のこと。

ん?色変わっとろ?


アオスジアゲハ

そう、鮮やかグリーンからちょっと枯れてきたような色に変化しとる。
しかも!
透けて翅の模様見えとるし!
生きとる!羽化る!

大興奮っす。
でもなんで今?よりにもよってこの冷え込みの中?

ちなみに通常はこんなに鮮やか。食樹クスノキの葉そっくり。(過去画像より)
アオスジアゲハ



そして今朝。

アオスジアゲハ

見事羽化っとりました!

いつもながら見目麗しゅうて。
姫の手乗りタイムを経て、向かいの森のクスノキへと去って行きました。

アオスジアゲハ

今日は天気もよくて日なたは暖かかったけどやね。
さすがにこの時期、アオスジアゲハなんかいっちょん飛びよらんもんね。
行く末はあんまり明るくないけん憂う。
たぶん出逢いもないままに.....。
あっ。でももしかして成虫越冬したりして。
サナギの間の寄生バチ・寄生バエの攻撃から逃れるために進化しとったりして。
......んなこたなかろうなあ。

ああ、あの触診で目覚めさせてしまったんやろか。
そのまま春まで触らず放置しといたら、さなぎ越冬できとったんやろか。


それにしても、なんで夏の間に羽化らんかったのか、まったくもって謎ですよ。
うちはお向かいの森のおかげでほとんど真夏でもノンエアコンやし、
窓は当然ずっと開けとるし、サナギは窓際に置いとるし。
気温も日照も自然の状態に近いと思うんやけどなあ。



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追記11/6。

この記事のことをば、愛聴しているFM番組「月下虫根」に投稿したらば、
昆虫DJ大田こぞう女史含め、この週のアオスジアゲハ目撃情報が2件!
望みはあるぞ!がんばって相手見つけれ!

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