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ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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ウルトラ昆虫

虫歩きに出れん。今日で4日連続。
2日間は仕事のため、昨日は相方の負傷をカバーするため、今日は雨。

今回登場願うのは、このまえ会ったヨツモンカメノコハムシ
ヨツモンカメノコハムシ

この写真ではわかりづらいかもしれんけど、上翅と前胸部上面は半透明。
べっこうみたいです。
腹側から見たらこのとおり。

ヨツモンカメノコハムシ


そして前から。

ヨツモンカメノコハムシ

うん、亀の甲しょっとる。

どんだけ見ても、どっから見ても魅力的やな〜。
ウルトラ怪獣として登場してきそうですやろ。
いやまあ昆虫って、そんなんばっかりなんやけど。


そんなヨツモンちゃん、もともと日本では沖縄以南にしかおらんかった
らしいけど、1999年に長崎ではじめて見つかり、
2000年代に入って九州本土のあちこちで見られるようになったと。
ここ数年、カメノコ・ジンガサハムシ類の中で、いちばん目にするもんな。
サイズが大型で目につきやすいってのもあるかもしれんけど。

そしてやっぱり外来種の例に漏れず、分布を広げるとともに
人間にとっての「害虫」としてその名を定着させつつあるという話。
アサガオやヒルガオなどの他、サツマイモの葉を食べるので、
農家さんにしてみりゃ害虫かもしれんけど。
しれんけど、モンシロチョウだって元は外来種、
キャベツ農家にとってはりっぱな害虫。
そこはまあ共生ってことでよろしくお願いします。
虫たちがおらんかったら人間生きていけんのやから。


ちなみに食痕はこんなの。

ヨツモンカメノコハムシ

ハムシ類は、イモムシたちのように葉のふちからでなく、
穴をあけるように食べていく。
植物は葉を傷つけられると、防衛のため葉脈を通して
「イヤ汁(私的通称)」を送り出すという。毒みたいなもんでしょうか。
それを避けるため、こんな食べ方するって風なことを何かで読んだ、
みたいな感じ。(あやふやな記憶なので、鵜呑みにはしないでください)
どっちもすげーよなー。


あ、そうそう、幼虫はたぶんこれ。
成虫がおったノアサガオの葉裏におったので、たぶんまちがいなかろうと思う。

ヨツモンカメノコハムシ

背中には自分の脱皮殻?を背負ってカモフラ。
これまた奇態な。



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枯れ葉

虫歩きで出会う虫たちの種類もだいぶ限られてきて、
いまひとつ張り合いのないこのごろですが.....

やったりました!


幼虫かごにいるセスジスズメのえさを取り替えようと
とびらを開けると、天井近くになぜか枯れ葉が。
ん?なんでこんなとこに、と考えることコンマ数秒、
次の瞬間
「あ!羽化った!」
と叫んどった。

アケビコノハ

アケビコノハ
です。枯れ葉です。
生きた成虫を見るのははじめて。
これ、人工物がなんもない自然界で見つけるの、不可能じゃね?

アケビコノハ

鼻先が天狗っぽいのも特徴的ですね。
姫も「かわいい!」連発。
大きい目玉はやっぱり夜行性。果実に口吻を刺して果汁を吸うげな。

アケビコノハ


枯れ葉な前翅の下は、こんなに鮮やかなオレンジ色に黒の渦巻き模様の後翅。
外敵が近づいた時、威嚇のためにばっと開いて見せるらしい。
たしかに枯れ葉がいきなり動いてこんな色出したらビビるかもな。

アケビコノハ


にしても、よくぞ羽化ってくれた。
春に連れ帰った幼虫は、もういつサナいでもおかしくないくらいまで育てたのに、
ある日突然死んでしもうたけんねー。


でも実は今回もダメかとあきらめとった。
連れてきたのは9月23日。
2〜3日で繭を作ったけん、サナいでから3週間以上たっとる。
モモちゃんたちのエサ用サクラで、このように繭をつくった。

ga_akebikonohaIMG_7882.jpg

羽化後、葉っぱをめくってみたら、
意外としっかり密に編んだ繭だった。
アケビコノハ


幼虫は春にも載せたけど、あまりに魅力的やけん、もいっぺん。
今回は黄色型やし。

まずは擬態・威嚇ポーズから。
アケビコノハ

こっちが伸びたとこ。
アケビコノハ


見れば見るほど、幼虫も成虫もサイコーに魅力的やなあ。

いつまでもこの姿が見れますように。



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紫日記

今回もまた、ちょっとまえの書きそびれとった話。
前回ちょっとだけ出たムラサキツバメ日記です。


9月18日

虫歩きコースの林縁部、アカガシ?の若芽に、アリがたかっとる。
おったおった、ワラジ。
ムラサキシジミなのかムラサキツバメなのか、
両者どこで見分けるのか知らんけど、
ぜひとも今年は育ててみたかった。

ムラサキツバメ

シジミチョウの仲間の幼虫には、甘露を出してアリたちに守ってもらう、
いわゆる「共生」しとるやつが多い。
寄生バチ、寄生バエから守ってもらうには確かに有効と思うが、
逆に人間には見つかりやすかろ。
アリがおらんかったら、見つけるの苦労しそうやもんね、ちいせーし。


19日

朝見たら、1頭おらん。
油断してプラケースの蓋をきっちり閉めてなくて、
隙間から脱走したもよう。
しまったなあ。
ま、羽化ったら出てくるやろ。


22日

もう1頭が葉っぱを糸で綴じてその中で静止、前蛹になった。
ムラサキツバメ
ムラサキツバメ

綴じかたが前出のイチモンジセセリとよく似とる。
http://couleur64.blog.fc2.com/blog-entry-32.html


18日

葉っぱが枯れて、くるりとなりすぎたので、
羽化する時脱出しにくかろうと思い、ちょっと葉っぱの端っこを切ってみた。
おかげで観察もしやすくなった。

ムラサキツバメ


10月3日

さあ、件の日。
同時期にさないだウラギンシジミと
ムラサキ○○○(この時点ではシジミかツバメかわからん)。
ムラサキツバメ

見るからにどっちも羽化が近い。
羽化がより近そうなウラギンシジミに焦点を絞って
撮影待ち中、まず脱走しとった1頭が羽化。
撮影して、ベランダの植物に置いてやって、自発的飛翔にまかせる。


そして前回書いたとおり、ウラギンの羽化の瞬間をまたしても撮り逃がしてしまったので、
ムラサキこそは、と対象を移行して待つことに。
もうさなぎは真っ黒。
ムラサキツバメ

その数十分後。

あ!またやってもうた!

また見とらんうちに羽化っとるし!

ムラサキツバメ

幼虫のサイズが小さかったけん、もしかしたらシジミかと思っとったけど、
やっぱりツバメやった。
あ、翅のピルピルがついとるのがツバメ、ないのがシジミですね、念のため。

ムラサキツバメ

うーん、フォトジェニック!

どうも最近羽化の瞬間が見れん。
てゆーか、さなぎの殻の中から外を伺って、
気配が消えたときを狙って羽化りよるんやなかろうか。
とすら思えてくる、この仕打ち。

一瞬たりとも目をはなさず、じっと耐えろってことか?
元来じっとすることに、たいへんな苦痛を伴う性質やけん、
一生無理やったりして。



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裏銀日記

いかん、更新が週イチペースになってきた。
これでは虫歩き備忘録としてはじめた当初のブログの目的が果たせんぞ。

今回は書き漏らしとったウラギンシジミにまつわる日記です。


9月21日
16日に拉致しそこねたウラギンシジミ、家のすぐ近くで発見、2頭連れ帰る。
お尻の突起の花火、姫が出しまくる。
続けて出すこともあることが判明。
でも写真撮れず。
ウラギンシジミ


22日
一夜明けると、1頭はすでにさなぐ準備中。
まずいぞ、早く花火撮らんともう1頭もさないでしまう。
それにしても体色こんだけ変わるもんなー。  ミラクル。
ウラギンシジミ


23日

さないだ。
やはりもう1頭も葉っぱに移って前蛹に。
また花火撮れんかった。


28日
まだサナギ。
形が独特で、背中のスペードマークもいつ見ても不思議。
ウラギンシジミ


10月1日
サナギの色が黒っぽくなってきた。
羽化近し。


2日
朝。サナギ真っ黒に。
間違いなく今日羽化る。
去年育てたときは昼頃だった。
でも今日は昼から誰も家におらん。
また羽化までも見れんのか。
ウラギンシジミ


夕方帰宅すると……
ウラギンシジミ

物陰から顔出しとるような姿がなんとも愛らしい。


3日
もう1頭のサナギ、真っ黒に。
9時ごろには、写真のように殻と中身の分離が始まる。
去年は30分くらい目を離したスキに羽化られたので、
今年こそ羽化を撮る!と三脚を構えてスタンバイ。
ウラギンシジミ

仕事ももちろん、サナギが見えるところで。


と、ここでハプニング。
ウラギンちゃんたちの数日前に連れ帰って、
脱走しとったムラサキツバメ
成虫になってどこからともなく飛び出してきた!
ムラサキツバメ
羽化ラッシュです。ムラサキツバメ日記は次回に。


11時ごろにはかなり分離が広がってきた。
いよいよ近いぞ。

ところがわずか10分目を離したスキに……
ウラギンシジミ

やられた!
すでにサナギはもぬけの殻。
あ〜あ。

ウラギンシジミ

すでに翅も伸びきっとる。
あっという間やもんなあ。
ま、でも、無事に大人になれてなによりです。
こんなドアップも撮らせてもろたし。
ウラギンシジミ

夕方、姫の帰宅を待ってリリース。

課題はまたしても来年に持ち越しやけど、
種が存続さえしてくれれば、いつでも撮れる。



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結晶

更新はできんが、日々は進む。
ネタがたまっていく一方です。


突然ですが、これはなんでしょう。

モモスズメ

植物の一部のようでもあり、なにかの結晶のようでもあり。

別カットを見てもらいましょう。



モモスズメ

もうおわかりでしょうか。
このひとの排泄物です。

モモスズメ

お決まりのおねがいポーズ。

モモスズメのエサとしてサクラを挿しとるビンの中で花開いとった。

肛門の形がこの花びらみたいな型ってことなんやねー。
そしてこの花びらが層になってウンコが形成されとるんやねー。
言ってみりゃ植物でもあり、結晶でもあり。


さて、我が家で飼育中の2頭のモモちゃんたち、
ある日地面に降りて、体が縮みはじめ蛹化準備が始まった。

モモスズメ

土は準備しとったのに、なぜかそこにはもぐらんかった。
2日過ぎ、3日すぎ.....いつになっても皮を脱がん。
そしてとうとう体の一部が黒ずみはじめ、そのまま息絶えてしまった。
しかも2頭とも。
スズメガ飼育中の蛹化失敗ははじめて。
何がいかんかったのか。無理にでも土に入れてやった方がよかったのか。
ちょっと落ちた。


その週末、土日の間のエサやりのため、学校の1頭を姫が連れ帰ってきた。
したら帰ってきた夜から徘徊が始まり、次の日には蛹化準備で体が縮みはじめ。
今回は土の上で蛹化を待つぞ。
しかしこれまた2日たっても3日たっても皮を脱がん。
またダメだったか....もしかしたらエサに残留消毒かなんかあったんやろか、
とあきらめとったら、4日目の昨日、ついに蛹化!

モモスズメ

姫と抱き合って喜んだよ。

スズメガでこんな苦労するとは思わんかったー。
モモスズメの本来の蛹化はどんなんなんやろ。
同属といえども、やっぱり種によって性格も生態もちがうんやなー。

学校に連れて行って羽化待ちです。



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