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ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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万虫の王

我が家は街の周縁部のマンソンやけど、お向いの大地主の家、
てゆーか森のおかげで、いろんな訪問者がある。


先週のある朝玄関を開けたら、なかなかいいサイズのこんなのがおった。

カブトムシ


おなじみな顔やけど、寄り寄りで見るとなんでもおもしろい。
目ん玉でかいなあ。

カブトムシ

つま先までマッチョ。

なんだかんだゆーても、やっぱりこの存在感・重量感は王様ですよ。

カブトムシ

臭い、うるさい、大めし食らいと3拍子揃っとるので、
うちでは姫以外あんまり飼いたくないカブトムシ
写真撮って逃がそうって言うたけど、姫が聞くはずもなく。
数日間滞在してもらい、昨日リリースした。


お向いさんの森は、窓一面の緑の借景を提供してくれて、
一日中パソコン相手の仕事の目休めに最適。
居ながらにして色んな虫たちが見れて、バードウォッチングもできる。
夏は街中より数度気温も低くてエアコンもあんまり使わんでいいし。
反面蚊は多いし、セミの声がうるさい。
それに冬はやっぱり寒い。

けど人間にとってのマイナス面なんか、
もたらしてくれる恵みに比べたら微々たるもの。
こんな森はいつまでもなくならんで欲しいな。


ちなみに天神の某ペットショップではカブトムシのペア、2,000円也....
どうなん?それ。
もういっそ50,000円とかにしてしまったら。
たら、誰も買わんくなって、昆虫産業も終焉を迎えて、
野山で本当の虫たちの姿を探しまわる子どもたちの姿が戻って.....来んかなあ、
そんなんじゃ。


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連休のつづき

すぐにつづきを書くつもりが、もう3日もたった。
出張とかあったししょうがないけど、はやいのう。

で、北九州「いのちのたび博物館」を観た後は、
のぼったことのない皿倉山にのぼってみよう、ということで。
虫歩き的には歩いて登りたいところやけど、時間も遅いし
ケーブルカー未体験の姫がぜひ乗りたいというので、科学の力でのぼることに。

山頂についたとたんアサギマダラ発見。写真は撮れんかったけど。
ほかにも派手さはないものの、初モノの虫たちがけっこうおる。
夜の灯火居残り組も多数。
中でもやっぱりカミキリには心射抜かれるね。
カミキリ屋さんたちの気持ちもよーわかる。
ダーっと一気に行きます。行かせてもらいます。


まずはニセシラホシカミキリ
旧名ダイセンカミキリ。うちの1983年版甲虫図鑑にはこの名で載っとる。
鳥取県の大山ではじめて発見されたという。
ニセシラホシカミキリ

もちろんシラホシカミキリっちゅう本家に対しての「ニセ」やけど、
なんでダイセンではダメだったんやろ。


つづいてアトジロサビカミキリ
小型カミキリの例に漏れず、せわしなく動き回ってくれて、満足に撮れん。
アトジロサビカミキリ



お次はヒメヒゲナガカミキリ
ヒメヒゲナガカミキリ
これもまた、本家ヒゲナガカミキリに対して小さいけん「ヒメ」。安易な...
そんな似てねーし。



そして問題はこれ。いまだ同定できず。

カミキリ未同定

イタヤカミキリに似とるけど、どうも上翅のかたちが違ったもんなー。
薄暗かったにもかかわらず無理してストロボなしで撮ったんで、
こんな写真しか残ってねーし。
どなたかご教示ください。



もいっちょお初じゃないけど
飛翔していたクロカミキリと、ヨツスジハナカミキリ
クロカミキリ/ヨツスジハナカミキリ
クロカミキリはやっぱり一見カミキリに見えんな。
泥にもぐって根をかじることもあるらしく、やけん泥まみれってわけ?



さあ、カミキリはこんなところで。


今回、私が最も血湧き肉踊ったのはこれ。
ミツギリゾウムシ

おまえ日本人じゃねーやろ!ってツッコミたくなるほど東南アジアンな出で立ちの
ミツギリゾウムシ
しかも前胸からちぎって、かわりにチェスの駒くっつけたみたいやもん。
こんな風体しとっても純粋な日本産で
(てゆーてももともとやっぱり南方系の種らしいけど)、
とりあえず別に珍しい種でもなんでもないげな。
こんなふうにりっぱな大あごを持っとるのがオスで、
メスの口は普通のゾウムシみたく細長い吻状だと。



他にもハムシとかジョウカイモドキとかゴミムシとかチョウとかガとか
カメムシとかコメツキとかトンボとかいっぱいおったけど、
今回はちとハデ目に行ってみた。
行かせてもらいやした。



ほんの1時間ほどでこんだけっすよ。
なんて豊かな。
今度また、昼間ゆっくりと周遊してみたく。

そういえば、山頂にのぼったにもかかわらず下界なんかほとんど見とらんし。
そもそもここは夜景スポットとしてメジャーなところ。
でも夜景にまったく興味なしな私たちは日が暮れる前にかえりますよ。
でも灯火ねらいはアリかもなー。


この時の様子はこちらでも↓
虫愛ずる姫君



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連休

大雨続きの北部九州。
3連休のキャンプは当然キャンセル、唯一まあまあ天気だった15日、
北九州市「いのちのたび博物館」に行った。

今年の夏休みの企画展は昆虫ではなく、
ティラノサウルスとトリケラトプスを特にフィーチャーした恐竜展。
実は前足の姿勢や使い方が違ったんではないか、
という新説に基づいた骨格標本の展示が目玉。
さらに、ティラノもトリケラも幼体の骨格標本ははじめて見た。
子どもの頃大好きだった恐竜ではあるが、これまでは頭ではわかっているものの、
この同じ地球に生きとったことを実感として感じることがあんましなかったように思う。
この2体の展示だけで、突然現実味を帯びたというか、急に身近に感じられるようになった。
卵を産み、子を育て、というあたりまえのことをあたりまえにしよったんやなあと。

姫が友達と偶然にもばったり会ったので、これ幸いと
ひとりでゆっくり観れたけん、夢中になりすぎて写真もなんもないっす。



かわりに博物館の庭につくってある畑で見つけた昆虫たち。
3ミリ程度のゾウムシ。同定できん。どなたか教えてください。
ゾウムシ未同定


ガラスにへばりついていたタケトラカミキリ
タケトラカミキリ
トラカミキリの中でも、かなり頻繁に目にするほう。
一方の本家トラフカミキリ、福岡県では絶滅危惧Ⅱ種に指定されとる。
食樹であるクワの木が激減したのが原因でしょう。
養蚕業が絶滅危惧種やし、それに伴って
カイコのエサのための桑畑もまた絶滅危惧種やもんね。
子どもの頃はあんないっぱいおったのに。


そしてこの日のメインイベントは実は別のところにあったのだった。

つづく。




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ベビーラッシュpart2

さて。ベビーといえば、イモムシ系ははずせない。
苦手な人は見らんほうがよいです。

今年もまたセスジスズメがうちにやって来た。
この個体はグレーやけど、小さい時はマットブラックに顔料絵の具でつけたような
黄色・オレンジのスポットがなんとも美しい。
セスジスズメ

そしておしりについているアンテナ状の突起を
前後にピンコピンコ振りながら歩くという
なんとも可愛らしい幼虫で、小さい頃から姫のお気に入り。

こっちがマットブラックな去年の個体。
セスジスズメ


スズメガの仲間はみんな終齢幼虫になると、8センチ程度の巨大イモムシとなる。
まあこのあたりが人を遠ざける要因であろうことは想像に難くない。
しかもヘビに擬態した眼状紋をもつやつも多いし。
でもどうやってもヘビには見えんと思うが。

セスジスズメ

成虫になると、猛禽類の目を持つジェット機になる。
かっちょええ。
セスジスズメ
セスジスズメ




そしてもう1種。
姫と一緒に家の横の道を歩きよったら、はるか上方の枝から
糸でぶらーんとぶらさがり風に揺れるものが。
見たことねえ!めっちゃキレイやし。
もちろん二人の意見はお持ち帰りで一致。
愛用の「イモムシハンドブック」にてあっさりホソバシャチホコと判明。
食樹はコナラ、クヌギなどブナ科なので手に入りやすいし、ラッキー。
とワキワキやったけど....
ホソバシャチホコ
ホソバシャチホコ



昨日からなんだか元気がない。
病気かもしれん。寄生バチかもしれん。
単純にサナぐ前の静止であることを祈ろう。

あ!虫食いの葉っぱに擬態した姿、撮っとらんし!





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ベビーラッシュpart1

時節がら、ベイビーたちに出会うことが多い。

今日のヒットはこれやな。
オオクモヘリカメムシ。たぶん。
オオクモヘリカメムシ

もうたまらん。メロメロですよ。
このウルトラ怪獣然とした風体。
背中の2個のボタンを押すと必殺技・カメムシガス発射?

カマキリたちも、ちょっと前までの
吹けば飛ぶよなヘロヘロガキんちょから一転、
ずいぶん立派になってきた。
ハラビロカマキリ?

腹の太さからなんとなくハラビロカマキリかなとも思うが、
いつものとおり自信はない。

こいつなんて、通りがかっただけなのに
「きっ」ってこっち見てガン飛ばしてくるし、頼もしいことだ。
カマキリ

そのまま立派な不良になれ。


いつ見てもニンマリ微笑んでしまうのは
クサカゲロウ
クサカゲロウ
いくらゴミ背負ってもさあ、動き回りよったら見つかるよ。
そのおバカっぽいキャラ、かわいくてたまらん。

成虫は臭いけんクサカゲロウげな。
クサカゲロウにも何種類かおるけど、別にそこまで知らんでいいというアバウトさ。
クサカゲロウ

いまだ臭いは未経験。
クサガメの臭いはイヤというほど嗅いだけど。

ちなみにクサカゲロウは、幼虫がアリジゴクとして知られる
ウスバカゲロウと同じ仲間。
ただし両者ともカゲロウとは名ばかりで、
幼虫が水中で暮らす、はかないカゲロウとは何の関係もない。

なんてまぎらわしい。




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夏といえば?

なんとなく、夏の暑さを感じさせてくれる昆虫といえば
セミ、特に西日本ではクマゼミの名が挙がることが多い。
たしかにあの声は暑さを倍増させる。
今年は6/30に初鳴きを観測しましたよ。


でも今日はセミのようでセミではない虫のお話。

ベッコウハゴロモ
ベッコウハゴロモ
やっぱり夏が近づくと増えてくるね。
ハゴロモたちはセミと同じように植物に針状の口を突き刺して汁を吸う。

子どもの頃から、ペパーミントグリーンのアオバハゴロモも
成虫・幼虫ともに大好きやった。
幼虫はふわふわのロウ物質に覆われとって、ヨコバイのような動きで
ピンピン飛ぶので「ウサギ」とか言って。


そして、いつの間にか部屋の中にも訪問者。

アミガサハゴロモ
アミガサハゴロモ

みんなかわいかー。
ま、地味やもんな、一般的には注目度低いのもしょうがねえ。
でも「羽衣」ですよ。すてきな名前をつけてもらってよかったのー。




そして、いつ出会ってもまともに写真が撮れん
クロヒラタヨコバイ
クロヒラタヨコバイ

どっちが前かもよくわからん写真になってしもた。
意外とじっとしてくれとるんやけど、小さいし、
たいがい葉の陰とか暗めのとこにおるけん
手ぶれ・ピンぼけ・絞り込めん、などの問題発生。
まだまだっす。


んでこれははじめてかもの
マエジロオオヨコバイ
マエジロオオヨコバイ

オスはもっと頭部〜胸部が黒くなるそうで、これはメスかな。
こいつもヨコバイ類の例に漏れず、危険を察知すると、
横歩きで茎の裏とか葉の裏にすぐ回り込んで隠れてしまう。
蚊の攻撃に耐えながらようやく撮れた1枚。



何度も言うけど、みんなかわいかー。


派手派手しいセミより、カメムシも含め近縁の仲間たちのほうが多様やし、
私にとっては数倍魅力的なのである。


1年生の時にはあれだけセミとりが好きだった姫も今はそうでもなさそうで、
セミよりその仲間の魅力に気づいたのかもしれん、
と、ちょっと最近、まれに思う。
今日の自宅訪問者エサキモンキツノカメムシの「指輪」げな。
テントウムシのワンピースにカメムシの指輪はToo Muchやろ。

エサキモンキツノカメムシ


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営み

大雨で虫歩きができんかったので、こんな時にこそ過去ネタ。

姫といっしょに階段を下りていると、片隅にうごめく物体。
クシコメツキとミツバチが重なりあっとる。
何をしよるのかと思えば、コメツキがミツバチに噛みついとる。
はっきりはわからんけどセイヨウミツバチですか?

クシコメツキ

コメツキ類は幼虫が肉食というのは有名な話けど、成虫もか!?
てゆーか、ウバタマコメツキとかサビキコリとか
オオクシヒゲコメツキとか、普通に樹液に来とるやん。
雑食?種による食性の違い?
親子で驚きとまどったっちゅう話。


話かわってエノキハムシの交尾。
エノキハムシ

エノキハムシは上翅が半透明のクリーム色で、一見羽化直後のようにみえる。
この日は営みのまっ盛りで、エノキの葉上はこんな姿のペアだらけだった。


さらに話かわって、キマダラカメムシの産卵。
キマダラカメムシ
クサギカメムシに似とるけど、もっと大型で斑点が名前の通り黄色い。
もともと原産は中国と言われたり東南アジアと言われたりしとる帰化昆虫。
1770年代に長崎で発見され、今では関西圏までは確実に広がっとるらしい。
現在も分布域拡大中。


日本固有種はもちろん守りたい。が。
いくら人が操作しようとしても、思うようにならんのが自然界の営み。
だからこそ、人為的な持ち込みとか放虫とか、絶対やめてほしい。
だいたい昆虫の輸入販売とか許可するこの国の上の人たち、
想像力なさすぎやろ。



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変身願望

三菱地所アルティアムで始まった
「森村泰昌/美術史への誘い」のオープニングレセプションに行って来た。
その日は昼間、作家初の公開制作が行われたということで、
会場はあふれんばかりの人だったということ。
そりゃそうだろ。
仕事で行けんかったけど。

で、その時制作された作品がこちら。
森村泰昌/石膏のキューピッド像のある静物

セザンヌの「石膏のキューピッド像のある静物」を
3次元で模倣するというもの。
石膏像はもちろん森村顔のキューピッド。
会場内は基本的に撮影は×やけど、この作品のみOKだった。

ちなみにセザンヌのオリジナルはこれ。
セザンヌ/石膏のキューピッド像のある静物


実は森村氏には96年、「ミュージアム・シティ・天神1996」のための福岡滞在時に会っとる。
レセプション中に話すこともできたが、
もちろんそんなことは覚えられているはずもなく。
ソフトな関西弁、美しい手は健在やった。

人が多くてよく観れんかったので
またゆっくりと観にいこう。

展覧会詳細はコチラ↓
http://artium.jp/exhi/



そして次の日は博多駅アミュプラザ、
レインボー岡山「虹色の出逢い」のワークショップへ。

熊本在住のアーティスト、レインボー岡山氏によるプロジェクト。
一般参加者が願い事を書いた虹色のカードで天の川をつくる、
という作品のためのワークショップ、でもありパフォーマンスでもある。
書いた人は好きな色のマントをまとって、レインボーな世界に?

で、姫はというと、こんなこと書いとった。(似顔絵by相方)
レインボーカード
壮大な。
でも4〜5才ぐらいの時も「みんなしにませんように」とか書いとったな。
その時はもちろん身の回りの人たちのことだったろうけど。

そしてマントになるはずの布はドレスに。
普通のことができんヤツ。
でも仮装大好きな姫、楽しそうだった。
レインボー岡山

4回のワークショップを経て、今日から最終形態の作品が展示されとるはず。
これも観にいかんと。
詳細はコチラ↓
http://kyushuartgate.wordpress.com/


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