ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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千客万来

今週後半は忙しい上体調が悪くて、虫歩きにも出かけておらん。
ので、お客さんの紹介。

姫といっしょに見つけた、非常階段に残っていた手がかり。
カミキリの触覚


触覚からカミキリということはわかる。
けどこの上翅の模様は....?
こんなカミキリ見たことねー!
と、拾って帰って甲虫図鑑を広げてみたものの、該当するカミキリはおらん。
ネットでも調べてみたが、該当者なし。

そこで冷静にもいっぺんよーく見てみると....
んん?この模様は見覚えがあるぞ...
なんてこたあない、キノコムシの一種であろうってことで解決。
カミキリとキノコムシ、2体分の残骸だったわけね。
プロじゃないけん、さすがにこれらから種の特定は無理。

てなぐあいに、非常階段の灯火に集まった虫たちは
鳥たちの恰好の餌食になっとる模様。
鳥より早起きせんといかん。
一方、カメムシたちは食われとらんので気をつけて歩かんと、
玄関がカメムシ臭に冒されてしまうのだよ。



そしてベランダの来訪者、ヒメトラハナムグリ
ヒメトラハナムグリ


動き回って写真が撮れんので、姫に協力願った。
見つけたときはレモンイエローの花粉にまみれとったので、
「ンン?こげなハナムグリおったっけ?」と
しばしそのことに気づくまでドキドキしたが、まーそんなことあるわけねーす。

カーペットの上にはなすと.....

ヒメトラハナムグリ


別に突き刺したわけではない。
もぐりたくて自分でこのように。さすがハナムグリ。
そしてさらに.....

ヒメトラハナムグリ


そこまでもぐるか。


このあと姫は、造花にもぐるかどうかの実験を決行。
「もぐったもぐった!」
あーそう、よかったね。


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梅雨の晴れ間

梅雨の晴れ間の虫歩き。
クサイチゴの葉にキバラルリクビボソハムシ
キバラルリクビボソハムシ

ルリクビボソハムシという近縁種もおるけど、
こっちはキバラという名前の通り腹部の先のほうが黄色い。


アカメガシワではホホジロアシナガゾウムシ
若芽を切り落とそうとがんばっとった。
ホホジロアシナガゾウムシ

産卵行動と思うけど、このあとどうするんやろ。
時間があればじっと見ときたいが、早く帰って仕事せんといかんのであきらめる。



次は未同定。
でも大好きなトリバガ科ということだけはわかる。
トリバガ

「鳥の羽のような翅を持つガ」というネーミング。
なんかこう、昔のアニメの戦闘機みたいなところが好きなんやろか。
エヴァちっくでもあるか。
それにしてもガの同定は時間はかかるし、結局「わからん!」で終わることが多い。

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ラッシュ

2週間ほど前、姫が連れてきたツマグロヒョウモン
昨日の夕方見たら羽化っとった。
暗くなる前だったので、そのままかごの中でひと晩過ごしてもらって
今朝リリース。
当然すっかり翅も乾いとるので、動き回ってまともな写真も撮れず。
ツマグロヒョウモン

サナギはパンキッシュでかっこいい。
羽化前は金鋲付き。
ツマグロヒョウモン

羽化ったあとは鋲部分は透明になるけん、
中身の何かが鋲を金色たらしめとったということがわかる。
ツマグロヒョウモン

幼虫はこちら。知らんかったら毒系に見えて触らん系。
ツマグロヒョウモン

近所の家の花壇のパンジーにおったらしいが、エサの確保がたいへんだった。
いざ探そうと思うと、実は自生のスミレは意外と少ない。
道ばたのアスファルトの隙間からひと株ふた株ちょろっと生えとるくらいで。
さらに学校にも1頭連れていったので、数日間エサ探しに奔走した。
好きでした苦労やけど。


そしてまた今朝。
先週いただきもののキャベツが入ったレジ袋でサナいどった
モンシロチョウまでも。
chou_monchiroIMG_4178.jpg

レジ袋のままでは不安定すぎるので、サナギポケットで壁に固定して1週間足らず。
つい今しがた飛び去った。


どちらも日本原産種じゃないけど、
今となっては日本の風景になくてはならんものになっとる。
生きろ。

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ピエール変身

サナギになってから一週間、ピエールことイシガケチョウが無事に羽化った。

イシガケチョウ

去年もたしか蛹の期間はそれくらいだったな。

うーむ、見事な昆布っぷり。
白、オレンジ、茶系を基調とした色の中に、チラリと入った差し色のブルーがたまらん。

朝起きたときにはすでに羽化っとって、
幼虫かごを解放したまま放置、昼前まではまだ翅を乾かしよったけど
昼過ぎに見たらすでに飛び立ったあとだった。

またもや羽化の瞬間見逃したけど、めでたいこっちゃ。

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おみやげ

私が忙しくて虫歩きできないとき、雨が降って虫歩きできないとき、
体調が悪くて虫歩きできないとき...

姫がいろんな虫を連れてきてくれる。

最近ではこれ。
マダラマルハヒロズコガ

マダラマルハヒロズコガの幼虫の蓑。
ちゅーても中身は空やけど。
校庭で拾ったげな。
よー見つけた。

別名「ツヅミミノムシ」。
ミノムシ(ミノガの幼虫の総称)と同じように、
この蓑の中で生活し、蓑を背負ったまま上半身を出して移動、
最後は蓑の中で蛹になる。
ただしこちらはミノムシのように目立ったとこにおるわけじゃなくて、
探そうと思わんと見つからんところに住んどる。
木の根元、倒木の下、樹皮の裏など。

これは2年前の冬、倒木下で見つけた中身入り。
マダラマルハヒロズコガ



そしてきのうはこいつ。
クリアナアキゾウムシ
クリアナアキゾウムシ(たぶん。アナアキゾウムシは見分けがつきにくい)。

姫、帰って来るなりランドセルもほっぽらかしのまま
ダンボールで「おうち」をつくってやったり、
ルーペで超拡大してみたりして、たっぷり遊びよった。
ゾウムシたちは顔も動きもかわいいし、おとなしいし、姫のお気に入り。
本人たちはいい迷惑やろけど。

わりとじっとしてくれるけん、被写体としても優等生やしね。
おかげでこんなショットも撮れる。
クリアナアキゾウムシ



昨日はさらに相方まで虫を連れてきた。
ちゅーても死んどるけど。

ヒメスギカミキリ

ヒメスギカミキリ
。か?
たぶん初モノ。
家の近くの道ばたに落ちとったげな。
これも1センチ程度やけどよー見つけた。


てな具合に、家から1歩も出ずとも虫を見れるシアワセ。
いい家族をもった。
ありがたやありがたや。

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ピエールその後

終齢幼虫に育ったピエール(イシガケチョウ)を連れ帰った。
イシガケチョウ終齢

姫も存分に遊んでもらって、5日ほどでサナいだ。
まるで枯れ葉。細かい葉脈まで再現しとる。
いつ見てもこの擬態には驚かされるなあ。
イシガケチョウ蛹

でもなんだか体をきゅーっと曲げとる。
隠れたい一心なんやろか。

普通はこういうふうに単純にぶらさがるものなんだが。
これは去年の飼育個体。
イシガケチョウ蛹

なんにせよ、無事に羽化ってくれるのを祈るばかり。

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むべなるかな

先日、奇妙な光景に出くわした。
アケビと近い種類のムベには、虫こぶがよくあることは知っとった。
虫こぶってのは、昆虫に寄生された植物の葉や茎が、
通常とは違ういびつな形に変形してこぶ状になったものなどを言う。

ムベの場合、若葉が開ききれぬまま縮れてダンゴ状になっとる。
羽化に失敗したチョウやセミの翅のよう。

その虫こぶに頭突っ込んどる甲虫は、まぎれもなくクワガタやし。

コクワガタ

なんでじゃ?
直感的ににコクワガタのメスかなと思って近づくと、近くにオスの姿も。

コクワガタ


まわりにはヨコバイ系の幼虫たちが体にまとっているような
フワフワしたロウ物質がいっぱいくっついとる。

帰って調べたところによると、この虫こぶはベニキジラミというヤツがつくるらしい。
写真に写ってる赤い点がその成虫。
フワフワはやはり幼虫のロウ物質。

なんでクワガタたちが集まっとるのかわからんけど、
葉っぱに白濁した水滴がいくつも見えるけん、
もしかしたらその樹液?を吸いに来とるのかもしれん。
甘いんだろうか?

知らん事だらけで、どこまでも虫に対する興味は尽きぬ。
そりゃあ、何万種もおるしね、
むべなるかな。



追記
キジラミ類は甘露を出すらしいけん、コクワはそれに集まったのか?

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アイドル

うーむ、日々の虫歩きの備忘録として書きはじめたが、
どうも忙しくて書く時間がない。
写真もあいかわらずたまる一方で、整理もできん。
どうしたものか。


先日連れ帰ったピエールのエサにイヌビワの若葉を物色中、
どっきーん!
いちばん好きな虫、ヒゲコメツキ!
しかもオス! 見よ、この勇姿。

ヒゲコメツキ1

小〜中型の甲虫類はちょっとした刺激で、手足をちぢこめてポロリと落ちて
下草や落ち葉にまぎれたり、いきなりぷ〜んと飛び去ったりするやつが多いので、
慎重に慎重に近づいて、無事撮影成功。

この前見たのは、かれこれ5年前だったか。
3才の姫に、一番好きな虫は何かと聞かれ、当然ヒゲコメツキと答えた次の朝。
玄関先で「おとうちゃん、なんかおるよ」という姫の指先をたどると....
そこにはまさにヒゲコメツキ! しかもオス!
20年ぶりくらいの出会いやった。
そのころから姫には虫の神がついとったなー。


回想はそのくらいにして。

そのままお別れはもったいないし、姫も見たかろうと、しばし我が家においでいただいた。

ヒゲコメツキ2

このりっぱな櫛状の触覚の重みのせいで、オスはひっくり返ってもいわゆるコメツキ返りができん。
ちなみにメスは普通の触覚。

初夏はコメツキムシの仲間によく出会う。
子どもの頃、筆箱の中のアイドルになるのもやっぱり初夏が多かったと思う。

これはたぶん初のオオヒラタコメツキ(かな?)。
オオヒラタコメツキ

こちらはオオクロクシコメツキ(か?自信なし)。
オオクロクシコメツキ

「オオ」ってついとるけど、15ミリ強。

そしてアカアシコハナコメツキ
アカアシコハナコメツキ

たいていのコメツキは山野性やけど、これは海浜砂浜性でハマヒルガオなどの花にくる。
砂浜の指標生物になっとるというのを、何かで読んだ。
要はその砂浜がキレイかどうかの目安になる生き物ってことか。


コメツキムシも焦げ茶っぽい中型種は十把一絡げにしがちやけど、
実はとても種類が多く、このあたりで見れるだけでも相当数おるんやなかろうか。
うちは立地の関係上、灯火にもよーく飛んで来る。
せっかくそんな環境におるんやし、姫もちょっとした違いを見分けられる感性・目を持つ大人になってほしい。
虫だけに限った話じゃなくて。


ピエールのその後も書かんといかんのやけど、それはまた次回。

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