ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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羽化シリーズ

今年の夏は夏じゃなかったすね。
けどまあそれなりに夏らしい出会いもなくはなく、
ぼちぼち出していきたいところでありまするが、はたして。


先週の虫歩き中、壁に沿って上に伸びたマルバアサガオを
何気なく見上げてみた。

ん?

100ミリレンズでようやくこれくらいに寄れるくらいの高さ、葉裏になんかおる。
ちうちう系?ハエ系?

ホオズキカメムシ


近くで見るためには壁に片手ついて体を支えつつ、
腰上くらいの高さのフェンス上部に立ちあがらんと無理。
フェンスと壁の間には、幅50センチほどの側溝。
落ちたら絶対いてー。
そしてまわりは閑静な住宅街。
しょうがねー。
「まわりは何も見えんもんね、誰もおらんもんねモード」に切り替えて、立ち上がってみると。

おおお!


カメムシが羽化りよる!
こりゃ収めとかないかん。
もちろん片手撮影、ストロボも拡散用具つける余裕ないけんナマ。
結果、見にくい写真ですが。

ホオズキカメムシ
ホオズキカメムシ


羽化直後の成虫は見たことあったけど、
羽化中ははじめて!
考えてみりゃ、世の中こんだけカメムシおるのに、
今まで見たことないほうが謎やけど。

ホオズキカメムシ
ホオズキカメムシ


セミ同様、逆さになってじんわりじんわりせり出てきて、
すべての足、最後に触角まで抜けたら腹先だけ残して足の乾燥を待つ。待つ。
そして足が乾いたところでぐいーっと腹筋。

ホオズキカメムシ
ホオズキカメムシ


この瞬間は、こっちもつい力が入ってしまうですね。

無事、地に足がついてひと安心。

ホオズキカメムシ
ホオズキカメムシ

翅はセミほどちぢけとらんけど、やっぱし不完全。
翅が伸びて乾燥したらいっちょまえになるハズ。

見始めてからここまで15分くらいやったろうか。
セミと比べたらなんてことないっすね。

まわりにはホオズキカメムシがいっぱいおるけん、
おそらくこれもそうでしょう。
ナス科といえば、ってなやつね。
こちらは別個体。写真暗っ!

ホオズキカメムシ



てなことでまたしても羽化レポでござんした。



そして昨日。
我が家のオリーブ@ベランダには。

クサギカメムシか

生まれたて……じゃねーけど(2齢くらい?)、
カメムシ幼虫がわらわらしとった。
出現率が高いクサギカメムシあたりかな。

しばらくそのままおっていいけど、
せいぜいヤモちゃんには気をつけることだな。
あと、でかくなってちうちうの度が過ぎると、
相方が追っ払うかもしれんけど。
あ、ヤモリってカメムシ食うのだろうか??



ちうちうといえば


おとといの朝、隣の林からミンミンゼミの声!
やった!今年も出てきたか!

九州でのミンミンゼミといえば山地性のセミ。
ちょっと高い山とか、気温が低めのところで生きとる。
ところが隣の林からは年に1〜2回聞こえてくるんよね。
市内中心部にほど近いド平地に取り残された、
ちょっとこんもりとした鎮守の森的な丘ですよ。
よくもまあこんなとこでと思う。
もともとはつながっとった虫歩きコースの山にもおることが去年わかったけど、
どちらもさぞ肩身のせまい思いじゃろうて。

ほんの短い間鳴いた後はその山の方に移動したのか、
その後はまったく聞こえんかった。
つかの間の清涼感。
来年も聞けたらよいなあ。



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蠢動

たまらんす、年度末進行。
数日歩かんと腰が痛くなるけん、できるだけかかさず歩くようにはしとるけど.....

ここんとこ、啓蟄を過ぎただけあって、めっきり春らしくなった。
あちこちで蠢いとる。
「春」に「虫虫」とはよくできた文字やなあ。
今回は、蠢き系が苦手な方はご遠慮いただいた方が賢明かもしれんです。



ちょっと前に書いた、クヌギカメムシ?の卵塊のその後、
そろそろ孵化っとるんじゃないかと思い、行ってみた。

おるおる。
蠢いとる。

クヌギカメムシか

生まれたてやね、まだ体が半透明。

こっちの塊はもうちょっと成長しとる。

クヌギカメムシか


カメムシは幼虫の時はどの種類も固まっとるけど、
やっぱりなんか種の保存的なプログラムが働いとるんだろうか。
繁殖行動できるまで育つ個体は何割ほどおるんやろ。


−−−−−−−−−−−−−−


ひと月ほど前から、林の中のナラ・カシ類、あちこちでこんな具合。

オオワラジカイガラムシ


もっと高密度のところに寄ってみますよ。

オオワラジカイガラムシ


もっと寄ってみますよ。

オオワラジカイガラムシ

たぶんオオワラジカイガラムシの幼虫。
これもカメムシやアブラムシと同じく汁吸い族。
アブラムシと同じように甘露を出して、アリと共生する。

まだ3ミリ程度しかないけど、GWあたりになると10ミリをこえるくらいまで大きくなる。
その頃はさすがにここまで密集しとらんけど、なかなかな見物ですよ。

続きはまたその頃に。


より春らしい本日のネタも近日中に。


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水の亀、陸の亀

水中は外気の影響を受けにくいおかげで、
冬になっても普段とそんなに変わらん生活を送る虫たちも少なくないらしい。
てことで先週、ひさしぶりに水場に行ってみた。

ま、水場つーても、なんてこたあない、
山水を流すための大きめの側溝というか、
そこからあふれて溜まった池というか、そんなところにて。


仰向けでピンピンしよるおなじみの姿を発見。

コマツモムシ

大きさから、コマツモムシと思われ。目測6〜7ミリ程度。
マツモムシはもっと存在感あるもんね。
あと、マツモムシは水面におるけど、こっちは水中。

どちらも水中の小さい生物を捕らえて、体液を吸う。
ひと言で言うと、水中生活をする肉食カメムシですね。
手で握ったりすると刺されます。
数年前、姫は自分で捕まえたマツモムシに刺され、大泣きした。
相当痛かったとみえて、それ以来、異常に警戒するようになってしまった。


ついでにその水辺に来とったシロハラも。
マクロレンズでは、これくらいしか撮れん。

シロハラ

この山ではおなじみの冬鳥。
林の中を散歩しよったら、地面からいきなり飛び出してきて、
しょっちゅうビクッとさせられる。





コナラの樹皮のすきまになんか見ーっけ!

クヌギカメムシ

15ミリ程度で、ハバチかなんかの幼虫っぽく見えるけど。
家に帰って、でけー画面で見てみたら。
あれ?どうも幼虫ではなさそうやん。
で、調べてみた結果、どうやらクヌギカメムシの仲間の卵塊らしい。
ゼリー状のものに包まれて乾燥から守られとるし、
接地部近くには呼吸管完備という、よくできた卵の家。
ん〜、ミラクル。


成虫はこんなん。

クヌギカメムシ

ただ、この種類にはヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシという
よく似た近縁種がおって、
ひっくり返して生殖器の形やら気門の色やら見らんとわからんげな。
それでもオスはまだマシなほうで、メスとなると専門家でないと同定不能だと。
ということで、この卵も成虫も、正確なところは当然わからずじまい。

おーしまい。



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間借人

腰の次は風邪にやられた。

でもどうしても土曜日は行きたいとこがあって。

イムズの吹き抜け空間でクリスマスインスタレーションを展開中の
キギの二人、植原亮輔・渡邉良重
それに加えてアルティアムで展覧会がはじまったミナ ペルホネンの
皆川明という豪華3人のクリエイターズ・トーク。
聞き逃すわけにはいかねえ。
感想は、書き出すとそれだけで1回分になっちまうので、ひとこと。
2時間弱、朦朧としながらも行く価値あった! 
て、言うまでもねーか。
でももうそれが限界、アルティアムのレセプションは行けんかったけど。
仕事に差し支えるとマズいけん日曜日はずーっと寝とったけど。
数年ぶりかもしれんな、一日寝るなんて。


てことで歩いとらんので、先週の我が家の非常階段ネタです。

今も滞在中のミナミトゲヘリカメムシ
ミナミトゲヘリカメムシ

この場所に定位して5日くらいじーっとしとった。
どこかのお宅に入り込もうとやってきたものの、
途中で寒くて動けんくなったのか?
いくらなんでもここで越冬は寒すぎろう。
その後ちょっと移動しとったので、何かをする意志はあるらしい。


そして訪問者の定番マルカメムシ

マルカメムシ

洗濯物と一緒に取り込んで、ガス被害に遭ったことがある人、少なくないハズ。
ニオイは強烈やけど、可愛さはそれを補うと思いませんか?
思わんかなー。


これはクサギカメムシと思うけど、こんな色ははじめて見たなあ。

クサギカメムシ

何がいいのか、ベランダにもよく越冬しに来る。
これは去年、部屋で越冬中のやつ。
クサギカメムシ

あったかいとつい出てきてしまうんよね。

そんで、この羽化したてもクサギカメムシと思うけど、
違っとったらごめんなさい。

クサギカメムシ

キレイでしょー。
この時は宝物を見つけた気分でした。

去年は姫と相方が、何頭越冬昆虫がおるか賭けしとったけど、
結局どうなったんやろ。
テントウムシの亡骸はずいぶんあったけど。
今年も来る者は拒まんけど、生きて春を迎えてほしいもんだ。



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