ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
0

天の牛たち

最近の記事を振り返ってみたら、ガ専門ブログみたいになっとったので、
今回はここ1か月のカミキリスペシャル=天牛特集で。
てゆっても、どれも地味渋で、特に珍しいのはおりませんので。


5月30日 ヤハズカミキリ

ヤハズカミキリ

わかりやすい「逆八の字」模様が隠れてますが。
精一杯手を伸ばして、ライブビュー撮影やったんで、しゃあない。
からだに生えた毛のせいで全体的にピンクがかって見えます。
初見ですが、撮影時はよく見えんかったのでそれとは知らず、心は平静。
もっとちゃんと撮っときたかったと思えど、あとの祭り。
夜行性で、昼間は枯葉などに身をひそめとるそうな。


6月6日 セミスジコブヒゲカミキリ

セミスジコブカミキリ

ホームではよく会うやつ。
広葉樹の枯れ枝などの樹皮を食べるとゆうことですが、見る時はいつもぼーっとしとる気がする。
こっちは水を飲んでました。
セミスジコブカミキリ

この、触覚の根元から3節目の黒いところがコブになっとるのがオスだそう。
最初の写真はメスってことね。


6月13日 キマダラカミキリ(キマダラミヤマカミキリ)
キマダラミヤマカミキリ

我が家の灯火には、立地のおかげでいろんな虫が集まってくる。
もちろん一番多いのはガやろけど、たまにこおゆう大型甲虫が混じって、ワキワキさせてくれます。
ずっとキマダラで慣れ親しんでおりましたが、現在はキマダラミヤマが主流かもしれん。
ミヤマカミキリのキマダラバージョンとゆうことか。サイズは本家のほうがだいぶでかいけど。
どちらも同じように樹液も灯火も大好き。


6月14日 コブスジサビカミキリ
コブスジサビカミキリ
コブスジサビカミキリ

撮影した時はてっきりホソガかなんか、ガの仲間だと思ってました。小さいし触覚も見えんかったし。
帰ってパソで見てちょっとおろろいた。
つかまっとるのはクズのつるやけん、およその大きさがわかっていただけるでしょか。
もちろん初見、なのにこの2枚しかない。もっと撮っときゃよかった。
クズの枯れた皮を食うらしかけど、こりゃ本気で探さんと再見できんばい。



6月17日 ナガゴマフカミキリ

ナガゴマフカミキリ

これもよく会う。
決して派手さはなくいつも地味渋やけど、安定していい作品を出してくる、でも飽きずに安心して聴けるアーティストっておるやん?
自分の中ではそれ系の安定感。



6月24日 センノキカミキリ(センノカミキリ)

センノキカミキリ

主にハリギリ(通称センノキ=栓の木)やタラノキなどの若い樹皮を食べる、これまた地味カミキリ。
これも「センノキ」で親しんできたけど、「センノ」が標準なん?
どっちでもいいけど、センノキ食うんやけん「センノキ」でいいやん? なんで「キ」をとる?
「栓の髪切」になって、意味不明。
撮影場所にはハリギリがあって、毎年この時期にはたいてい見かける。


6月27日 ラミーカミキリ
ラミーカミキリ

やっと色らしい色がついとるやつの登場です。
けどまあ「いつもの」代わり映えせんやつですが。
もともと日本にはおらんくて、江戸時代にイラクサ科ラミーと一緒に入ってきたとゆう話。
でもモンシロチョウと同様、今となっては日本の風景に欠かせんでしょ。
このペパーミントグリーン+黒の小洒落た姿は、いつになっても私をキラキラしたところに連れ戻してくれる。
ラミーカミキリ



にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村


自然観察 ブログランキングへ

スポンサーサイト
0

受難

もうたまりませんな、この猛暑。
この一週間、体がだるだるでたいへん調子が悪い。
虫歩きも比較的涼しい林の中ばっかりやけん、大した収穫もなし。


今年こそトンボたちの飛翔シーンを撮るべし!と訪れた水辺だったんやけど、
水面でもがく1頭の小さいカミキリ発見、すかさず救出。

アトモンマルケシカミキリ

アトモンマルケシカミキリ
でした。
水草が絡まって、身動きとれんくなっとった模様。
しばらくもぞもぞしよるうち、ちゃんとはずれて手足も自由になりました。

アトモンマルケシカミキリ


こんなとき、皆さんどうするんでしょう?
手を出さずほっとくのが自然のなりゆきとゆう意見もあろうし、
人が存在することも、助けたいと考えることも自然の一部だからして、
助けることも自然のなりゆきとしてとらえる向きもあろう。

けど私はそんなこたどうでもいいんです。
手に取りたい、写真を撮りたいとゆう100%利己的な目的で助けます。
「人が利己的に生まれついとるのも自然の摂理」
なんてことは言わんけど、そんな詭弁も成り立つかもしれんし、
この手の話はエンドレス。
あ、もちろん捕食者の邪魔をするような救出はせんけど。
まあね、1匹や2匹や3匹助けたけんゆうてどうこうなるほど
自然は小せえもんじゃないやろし、助けても助けんでも大差なし、
と私は思う。



そう、この時ほっといたらほっといたで、
こおゆう結果↓が待っとったろうし、
オオヨツボシハナカミキリ/オオズアリ

助けようが助けまいが、遅かれ早かれ
他の生き物の役に立つことには変わりなし。

にしてもガリバーそのものですね。
アリたちの連携はいつ見ても感動を覚えます。

ところでこの写真の左端、でかいやつが写っとるでしょ?

ズームしたら
オオズアリ

頭でかっ!

その名もオオズアリ
このでかいのだけじゃなくて、みんなオオズアリなんやけど。
働きアリの中で、兵隊アリの役目をするやつだけがこんな姿になるんだと。
兵隊アリと言われちゃおるけど、いちばん活躍するのは、
実は敵との戦闘時ではなく、こおゆう大型の獲物を得て、
巣の中に運び込むために小さく切り刻む必要が生じるときだとか。
このアゴやもん、そらあ強力やろ。



そうそう、このガリバー役はオオヨツスジハナカミキリでした。
模様の個体変化がとても激しい種で、もはや「四つ筋」には見えんし。
前見たのはこんなん↓やった。

オオヨツスジハナカミキリ

ので、はじめは別種かと思った。
こおゆう個体差が激しいやつは、足の色とかが決め手になったりするもんねー。
でもとてもそこまで覚えきらんもんねー。



にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村


自然観察 ブログランキングへ

0

連休

大雨続きの北部九州。
3連休のキャンプは当然キャンセル、唯一まあまあ天気だった15日、
北九州市「いのちのたび博物館」に行った。

今年の夏休みの企画展は昆虫ではなく、
ティラノサウルスとトリケラトプスを特にフィーチャーした恐竜展。
実は前足の姿勢や使い方が違ったんではないか、
という新説に基づいた骨格標本の展示が目玉。
さらに、ティラノもトリケラも幼体の骨格標本ははじめて見た。
子どもの頃大好きだった恐竜ではあるが、これまでは頭ではわかっているものの、
この同じ地球に生きとったことを実感として感じることがあんましなかったように思う。
この2体の展示だけで、突然現実味を帯びたというか、急に身近に感じられるようになった。
卵を産み、子を育て、というあたりまえのことをあたりまえにしよったんやなあと。

姫が友達と偶然にもばったり会ったので、これ幸いと
ひとりでゆっくり観れたけん、夢中になりすぎて写真もなんもないっす。



かわりに博物館の庭につくってある畑で見つけた昆虫たち。
3ミリ程度のゾウムシ。同定できん。どなたか教えてください。
ゾウムシ未同定


ガラスにへばりついていたタケトラカミキリ
タケトラカミキリ
トラカミキリの中でも、かなり頻繁に目にするほう。
一方の本家トラフカミキリ、福岡県では絶滅危惧Ⅱ種に指定されとる。
食樹であるクワの木が激減したのが原因でしょう。
養蚕業が絶滅危惧種やし、それに伴って
カイコのエサのための桑畑もまた絶滅危惧種やもんね。
子どもの頃はあんないっぱいおったのに。


そしてこの日のメインイベントは実は別のところにあったのだった。

つづく。




にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村

0

忍者

週末、連れ帰っていたルリタテハの幼虫が寄生バチにやられていることが発覚、
かわいそうな最期をとげ、次の日にはアケビコノハまでもが繭作り中に死亡。
すっかり意気消沈してしまった。
その後はひたすらアケビとサルトリイバラを見てまわったけど、
一向に幼虫がみつからん。
今期は無理かなあ。秋まで待たねばなるまい。

そんな中出会った2センチほどのこの忍者。
一瞬通り過ぎそうになったけどなんか気になって立ち戻ると、こいつがおった。
こんな状態のやつ、本気で探さずに出会えるなんて、なんてラッキー。

シロスジドウボソカミキリ

シロスジドウボソカミキリ。

お初や!

カミキリ類は成虫になってからエサを食う種類と、食わん種類がおる。
こいつは前者で、枯れ枝の表皮を食うらしい。

シロスジドウボソカミキリ2

姫に見せるために、いったん誘拐。

学校から帰ってきた姫、
「ひまわりのタネやん!かわいー!」
たしかにね、言い得て妙。

このカテゴリーに該当する記事はありません。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。