ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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夏休み/海編

7月最後の土日をからめて、初の沖縄、しかも石垣島に行ってきました。

ちっちゃい頃、近場でスノーケリングの楽しさを覚えてしまい、
「沖縄行きたい!!!」とずっと言い続けて来た姫のリクエストでもあり、
でもどうせ行くなら本島じゃなくて先島やろ、てことで。

しかしさすがマリンレジャーの本場、
スノーケリングのツアーを行っている地元のショップはいったいどんだけあるんだろうか。
選ぶのにめちゃくちゃ悩みました。

最終的に決めたのは、「石垣行くならマンタ見たい!」
ので、マンタツアーを行っているショップ。
世界中でいちばんマンタ遭遇率が高いといわれる石垣島。
もちろんマンタが見られるのはそれなりの深場なので珊瑚礁はあんまり見れん。
1日コースでマンタ+珊瑚礁とゆうツアーもあるけど、
姫が体力的に自信がないとゆうので半日コースにして、
珊瑚礁はビーチエントリーできる安全な場所で、自力でやる!
その分荷物は多くなるけどせっかくやし。
二つもツアー組めるほど裕福じゃねーし。


とりあえず石垣初心者やけん、メジャーで定評ある米原海岸へ。
目の前に広がるエメラルドグリーンの海の風景は、
とうてい写真で伝えられるもんではないので割愛。
てのは方便、うちの一家はテンション上がると写真そっちのけで、
目の前のもの・ことに没頭する傾向にある。
のでいわゆる定番写真的なのがないんよねー、どこ行っても。
まいいんですけど。


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海に入る前からコバルトブルーのルリスズメダイらしき姿が
あちこちに見えとる。
入水して数mでこの景色。

ルリスズメダイ

透明度が違う、魚の密度が違う、魚の種類が違う、そしてもちろんサンゴ!
水族館の「亜熱帯の海」の実物。
その光景に圧倒されて夢中になり、これまた写真が少ない。
少ない中からいくつか。(撮影はすべて相方)

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珊瑚の海といえば、誰もが出会いを期待するこの人気者。

カクレクマノミ

カクレクマノミ&ハタゴイソギンチャク
誰もが知る共生関係。
こやって写真にすると見慣れたワンシーンにしか見えんけど。
でもこれが、幼児でも遊べる海水浴場に普通におるんやもん。
そりゃあ上がるってもんでしょ。

ところがこれ、相方しか見てないんよね、実は。
私と姫がどんどん沖の方へ移動したのに、
ねちっこく浅場で動き回りよったのは正解だったのかもしれん。
だって浅すぎて動きづれーし、もっとでかい魚も見てーし。
はい、アホウです。せっかちです。どーしょーもないです。

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それでもこっちのクマノミは見れた。

クマノミ

やはりカクレと同じようにイソギンチャクと共生。
さらに、ここにはこれを囲むように黒い小さい魚たちが群れとる。

ミツボシクロスズメダイ

ミツボシクロスズメダイ
の幼魚だそうな。
水色のスポットもえらくシャレとるし、
なんかもうその様子がかわいらしくてたまらんかったです。
このひとたちもイソギンチャクと共生関係にあるそうやけど、
クマノミよりも若干腰が引けとるように感じるのは気のせい?

クマノミ+ミツボシクロスズメダイ

先生と園児たちみたい。
実際はそんなメルヘン話じゃなくて、生存をかけた優位争いか。



共生……と言ってみたものの、
実際のところお互いのメリットは?
クマノミ側のメリットはわかるけど、イソギンのメリットは何やったっけ?
幾度となくTVなんかで観とるはずやのにわからんくなった。
のでちょいと調べてみた。

イソギンの刺胞(毒)に対して耐性があるクマノミにとっては、
外敵からイソギンチャクの刺胞が守ってくれる、
触手が隠れ家・逃げ込み場になる、
エサのおこぼれにあずかる、とゆうメリットがある。

イソギンチャクはクマノミ以外にも褐虫藻(かっちゅうそう)とゆう
植物プランクトンと共生関係にある。
褐虫藻は、イソギンが呼吸で出す二酸化炭素と太陽光で光合成をして
イソギンの栄養となる有機物を作り出す。
そのイソギンの排泄物を栄養源に褐虫藻が育つ。
(このあたりはサンゴ&褐虫藻の共生関係と同じ)
なんて無駄のない。

クマノミがイソギンチャクの触手に触れることで、
蠕動運動を誘発されて大きく触手を開くので、
常に新鮮な海水(酸素)を取り込め、
褐虫藻にも光合成のための太陽光をよりたくさん供給できる。
また、クマノミが共生するとイソギンチャクの成長がとても早くなるとゆう。
さらに、イソギンをつついて食べにくるチョウチョウウオなどの外敵を
クマノミが追い払ってくれるとゆうメリットも。

この3重の共生関係、どこからどうはじまったのか、
よーでけとりますねえ。
こんなひとことでとても片付けられんけど、やっぱすげーわ。


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ギンポ系はやっぱりかわいい。
目が、ミカンのヘタをとったところとおんなじやん。

ヤエヤマギンポ

ヤエヤマギンポ、とゆうだけあって、
生息域は琉球列島以南。
珊瑚や岩に付着した藻類を食べるそうで、
いつも這いつくばっとるのにはちゃんと理由があるんやね。
このカラーリングもなるほどやけど、しっかし地味やな。

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一転、そのメイクどおした?と聞きたくなるほどの派手さ。
相方をガン見するムラサメモンガラ

ムラサメモンガラ

ゴマモンガラが凶暴なのは知っとったけど、
このたび一戦交えた相方によるとこいつも相当だったそうで。
なんもせんのに突進してきたらしい。
「ちょっと本気で危険を感じた」と。

これが威嚇行動中の姿。

ムラサメモンガラ

たしかにどこか未開の部族の酋長みたいやしね、言葉は通じん気がする。
縄張りを持ち、特に産卵期は気が荒くなって、
侵入者には噛み付きや体当たり攻撃を仕掛けるとゆう。
本人にしてみればあたりまえの防御行動なんやろけど、
知らんとちょっとこわいかもしれん。

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でかい!
いったい何じゃい?

マンジュウヒトデ

ほぼ石やけど、模様が規則的。
それとなくウニやらの仲間系、的な。
姫が持っとったらじわ〜〜っと形がかわってきた。

その名もマンジュウヒトデだそうです。
まあそうね、まんじゅうやな。
まんじゅうやけど、上から見てもヒトデにはとうてい見えん。
沖縄以南に生息、オニヒトデ同様サンゴの天敵だそうな。
地方名ウミバコ。??……なんのこっちゃわからん。

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まー残念ながらおもなところはこんなもんです……
あんだけいろんな種類がおったチョウチョウウオやら
1枚も撮ってねーし。
至近距離で見たウミヘビも撮ってねーし。
これでは我々の驚きやら感動がまだまだ伝わらんではないか。
もっともっと撮ってくればよかった。

しかしこの日何より驚きだったのは、この浅いリーフ内に、
目測60センチクラスのロウニンアジ(もしくはそれに類するヒラアジ系)が入ってきたこと。
これは釣り人にとっては血わき肉おどる発見やん?
どんだけ豊かなんじゃいこの海は!
そう、夢見る釣り人は、これから出会う試練をまだ知らんのである。


つづく


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