ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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夏への扉

先週28日のこと。

山から公園内に歩を進め、そろそろ朝の虫歩きも終了という時、
足元をすーっと滑空する小さい生き物。
は? あの飛び方は? もう?
じわーっっとカメラを構えつつ近寄りつつシャッターを押しつつ。
ん〜〜、メタリカンなその背中は、

ハンミョウ


まぎれもないハンミョウ
見慣れすぎとるけど、数ヶ月ぶりだと、なんかこう沸き上がるモノが。
それにしても早! まだ3月ぜ?
ハンミョウて言うたら盛夏〜秋の印象が強いもん。
でも考えてみたら、5〜6月頃は幼虫釣りしよったけんねー。
その幼虫たちを産む親は成虫で越冬して、当然春には活動を始めとるよな。


幼虫釣り。
やりよったですか?

ハンミョウの幼虫は地面に縦穴を掘って、その入口、つまり地表に、
ぴったりはまる平べったい顔をセットしてカモフラージュ、
通りかかるアリなどの小昆虫を捕らえ
穴の中に引き込んで食します。

地面に空いた直径数ミリの穴に植物をさし込むと、
幼虫にとっては邪魔者以外の何ものでもないその草を押し上げ、
排除しようとしますね。
ちょうど草に噛み付いているであろうタイミングで引き抜き、
釣り上げるというもの。
筆を使う有明海の「アナジャコ釣り」と同様ですね。
その性質を利用して、昔から子どもたちのいい遊び相手になっとったと。
ニラをよく使ったらしく、「ニラムシ」の別称もあるほどなじみ深かったという。
別にニラじゃなくても釣れるけど。
釣るのなかなか難しいけど。
幼少の頃、私に教えてくれた叔父は「あもじょ」って呼びよったけど。
「あもじょ」って、なん?



ところで成虫の大きな特徴の発達した大あご、
クワガタなどと同じようにオス・メスで違いがあって、
長くて白い部分が半分以上のがオス、短くて先半分以上色付きのがメス。と思う。
でしょ、去年のこの写真見たら。

ハンミョウ

交尾の時、後ろからメスをしっかりつかまえておくためオスはアゴが発達した、
という話をどこかで聞いたような聞いとらんような。
大田こぞう女史の話だったかもしらん。

てことで、この日のはオスか。

ハンミョウ


立派なこのアゴ、強そうに見えるけど、人間にはまったくの無力なので
もしアレやったらつかまえてみてん。
郷愁を誘う独特の香りも味わえて、なかなかオツなもんです。

なんかこのギラギラ見たら遠い夏がよみがえって、しばし至福の時に浸れり。
この日もその前日にも仕入れた他のネタあったけど、
気分はこっちの価値、こっちの勝ち。


そうそう、サナギで冬を越したウラナミちゃん、残り2頭とも無事羽化りました。
越冬シジミ Ver.2
やっぱりちっちゃかったねー。
模様も薄い。

ウラナミシジミ



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