ムシのいい話

身近な虫たちのこと、音楽や文学や映画やアートや好きなものたちのこと。
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ベージュカラード・スワロウテイル

姫が名付けた「地獄の階段」は山サイドに沿っとるので、そこそこの段数と勾配がある階段やけど、虫歩きにはうってつけなポイントのひとつ。
今日も息を切らして中盤くらいにさしかかった頃、大型チョウがひらりと。
でた!ベージュなジャコウアゲハ(♀)!

ジャコウアゲハ

あわててシャッター切りまくったけど、マクロ仕様1/200秒じゃこんなもんしか撮れん。
やっととまってくれて、マトモなのが撮れた。

ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハ

ん〜〜、このカラーリング、好きやなあ。
でも赤い腹は危険のしるし。

別に珍しいチョウじゃないけど食草あっての存在やけん、ここらへんにはおらんものと思い、数年前には、車で30分以上かけて幼虫&食草確保してきて、育てて、また30分以上かけてリリースしに行って、てなことを何度か。
過去記事参照
ところが2年前、いつものコースで虫歩き中、ついに遭遇しました。
ただもう翅もボロボロやったし、台風後やったし、飛ばされてきたのかと思っとった。

たら去年もまた遭遇。しかも今度は組んず解れつする3頭!
ここらで繁殖しよるのを確信しました。

ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハ



だがしかし。
いまだに食草であるウマノスズクサが見つからん。
遭遇ポイントは集中しとるので、間違いなくこの周辺にあるはずやけどなあ。
それさえ見つけたら、毎年幼虫見れるのになあ。
どっちかゆうたら成虫よりそっち見たいんやけどなあ。



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天の牛たち

最近の記事を振り返ってみたら、ガ専門ブログみたいになっとったので、
今回はここ1か月のカミキリスペシャル=天牛特集で。
てゆっても、どれも地味渋で、特に珍しいのはおりませんので。


5月30日 ヤハズカミキリ

ヤハズカミキリ

わかりやすい「逆八の字」模様が隠れてますが。
精一杯手を伸ばして、ライブビュー撮影やったんで、しゃあない。
からだに生えた毛のせいで全体的にピンクがかって見えます。
初見ですが、撮影時はよく見えんかったのでそれとは知らず、心は平静。
もっとちゃんと撮っときたかったと思えど、あとの祭り。
夜行性で、昼間は枯葉などに身をひそめとるそうな。


6月6日 セミスジコブヒゲカミキリ

セミスジコブカミキリ

ホームではよく会うやつ。
広葉樹の枯れ枝などの樹皮を食べるとゆうことですが、見る時はいつもぼーっとしとる気がする。
こっちは水を飲んでました。
セミスジコブカミキリ

この、触覚の根元から3節目の黒いところがコブになっとるのがオスだそう。
最初の写真はメスってことね。


6月13日 キマダラカミキリ(キマダラミヤマカミキリ)
キマダラミヤマカミキリ

我が家の灯火には、立地のおかげでいろんな虫が集まってくる。
もちろん一番多いのはガやろけど、たまにこおゆう大型甲虫が混じって、ワキワキさせてくれます。
ずっとキマダラで慣れ親しんでおりましたが、現在はキマダラミヤマが主流かもしれん。
ミヤマカミキリのキマダラバージョンとゆうことか。サイズは本家のほうがだいぶでかいけど。
どちらも同じように樹液も灯火も大好き。


6月14日 コブスジサビカミキリ
コブスジサビカミキリ
コブスジサビカミキリ

撮影した時はてっきりホソガかなんか、ガの仲間だと思ってました。小さいし触覚も見えんかったし。
帰ってパソで見てちょっとおろろいた。
つかまっとるのはクズのつるやけん、およその大きさがわかっていただけるでしょか。
もちろん初見、なのにこの2枚しかない。もっと撮っときゃよかった。
クズの枯れた皮を食うらしかけど、こりゃ本気で探さんと再見できんばい。



6月17日 ナガゴマフカミキリ

ナガゴマフカミキリ

これもよく会う。
決して派手さはなくいつも地味渋やけど、安定していい作品を出してくる、でも飽きずに安心して聴けるアーティストっておるやん?
自分の中ではそれ系の安定感。



6月24日 センノキカミキリ(センノカミキリ)

センノキカミキリ

主にハリギリ(通称センノキ=栓の木)やタラノキなどの若い樹皮を食べる、これまた地味カミキリ。
これも「センノキ」で親しんできたけど、「センノ」が標準なん?
どっちでもいいけど、センノキ食うんやけん「センノキ」でいいやん? なんで「キ」をとる?
「栓の髪切」になって、意味不明。
撮影場所にはハリギリがあって、毎年この時期にはたいてい見かける。


6月27日 ラミーカミキリ
ラミーカミキリ

やっと色らしい色がついとるやつの登場です。
けどまあ「いつもの」代わり映えせんやつですが。
もともと日本にはおらんくて、江戸時代にイラクサ科ラミーと一緒に入ってきたとゆう話。
でもモンシロチョウと同様、今となっては日本の風景に欠かせんでしょ。
このペパーミントグリーン+黒の小洒落た姿は、いつになっても私をキラキラしたところに連れ戻してくれる。
ラミーカミキリ



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イボタガその後

先週、イボタガの幼虫が終齢になったところまで書いとったですが、その数日後のこと。

今日も食料補充せんといかんかなあ、と、朝の虫歩き前、飼育ケースをのぞくと。
いろんなブログ様で拝見させていただいたとおり、背中がオレンジ色に変色して徘徊する幼虫が。

イボタガ

これはこれでなかなかインパクトのある姿やないか。
歩くスピードもけっこうなもの。

イボタガ

背中にロウ塗られたろ?て聞いてみたくなるな。


そして考えた。
どうしよう。

前にも書いたように、イボタガはこの時期土にもぐってサナギになったら、来年の春まで羽化しませんから。
その間の温度や湿度の管理がお前に、とゆうかおれに、ちゃんとできるのか?
土を取ってきてチャレンジャーになるのか、安全策をとって元おった場所に戻すのか。
戻したからとゆうて安全なわけではもちろんないのだけれども。
うむ。ヘタレな私はいそいそと戻しに行きました。
来年の春は重点的にそのあたりを搜索して、羽化成虫をぜひ拝みたいもんだ。




あ、そやった! 大事なこと書くの忘れるとこやった!
このカラーリングに変身する前、大事件があったんでした!

その日の朝も起きてすぐ、エサの確認するために飼育ケースをのぞいたところ……
あれ?
おらん。
なんで?
フタ開けて探してもどこにもおらん。
はっ!!!
もしかして……。

エサ用の食草は、キッチンペーパーで根元の方をくるくる巻いて、なるべく隙間ができんように水が入ったガラス瓶に突っ込んでおります。
以前、そのまま挿しとったら、水に落ちてナガサキアゲハがお亡くなりになったので、それ以来、上の方式です。
なのでちょっとやそっとでは水死できんようになっております。
のはずだったのに。
おそるおそるガラス瓶を横から見て確認すると……

がーん。どーん。ずーん。

頭から水没しとる……。

体がへなへなになりました。

水から引っ張り出して触診してみたけど、やっぱり脱力してふにゃふにゃ。
すまん……。
けどなんで?
けっこうキッチンペーパーをキツキツに突っ込んで、しっかり意志を持っとかんと入り込めんくらいだったと思うんやけどなあ。
オレンジ変色後ならば、サナぐためにもぐろうとして戻れんくなったとか、考えられんこともなかろうけど。
自殺? などと高等な意識をもっとるとか? あのひも突起はそのあらわれであった。とか? アホか。
わからんな。
とりあえず出かける準備する間、そのまま放置。

なんやかんやの準備が整い、さて、おまえも土に返してやらねばならんな。と、つかもうとしたらば。
ん?
かすかに体表の張りと脚の抵抗力を感じました。
ぷにゅ、と軽く押して見ると、
なんと!
かすかに体を曲げて反応するでないか!
つまみあげようとすると、脚に力入れてキッチンペーパーにしがみつこうとするでないか!
よかった! 生きとった! よー生きとってくれた!
まだ安心はでけんけど、とりあえずひと筋の光が射した。
けどお前の身に(こころに?)何が起こった?
マジ教えてほしいぞ。


ひとりで大騒ぎする私と、それを眺める相方と姫。
私の精神が安定して、二人は胸をなでおろしたのであるという。
よくある我が家の光景。

その日の虫歩きは、おほほ、うふふ、これが天にも昇る心地と言うのかしら、などと声に出しながら歩くことはもちろんしませんが、取って帰った食草を食い始めた時は小躍りしたものでした。



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ヤマモモの顛末・3年越し

この時期、ヤマモモの雌木の下は真っ赤な実が敷き詰められたようにじゅくじゅくしとるので、
できれば避けて通りたい感じな感じ。
そして過去記事でも書いた、この風景もまた風物詩。
落ち葉の上に散らばる鮮やかな若葉の先っちょ先っちょ先っちょ。

ヤマモモキバガ


これは別に林内に限らず、街路樹でもどこでも同じで、切り落とされた葉っぱは、よーく見るとこんなやつが蓑がわりにしとる。

ヤマモモキバガ



記事を書いた翌年、正体を突き止めたので、この場を借りてご報告いたします。



いったいどんなガになるのか気になってしょうがないので、何頭か連れ帰りました。
すみかでありながら食料でもある葉は、日に日に黒ずんでボロボロになっていき、最終的に葉のくずとフンで固めたような繭を作ったような遠い記憶のような。
もう忘れてしもたけど、たぶん20日くらい経ったころやったかな、うち1頭だけ羽化しました。

ヤマモモキバガ

正体見たり!
調べによるとヤマモモキバガでした。
この仲間、「キバガ」とはよく言うたもんで、口元から伸びる、専門用語で言うところの「下唇鬚」がキバのように突き出した特徴的な形状しとるです。
若齢幼虫の時は、葉の主脈にもぐりこんで食害するげな。


さておき、観察の記憶があやふやでいかんなあ、実にいかん。
ここ数年は脳内メモリーがすぐ容量オーバー、内臓HDDもあっぷあっぷやけん、
頼りの外付けHDD(姫の頭)に保存しとかんと、あっという間に忘却の彼方やもんなあ。

もともと備忘録として始めたこのブログなんやし、こまめに記録せえっちゅう話。




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宝石

今年の福岡はビロードハマキの当たり年ですか?
毎日見るですが。

ビロウドハマキ


こんなに素敵なヤツは毎日見ても飽きんけど、翅の先端が欠落しとる個体が多く、このように無傷なやつに出会うと、ついつい微笑みながら撮ってしまう。
他人から見たら間違いなく気色の悪いおっさん。

昼飛性なのでヘラヘラ飛翔中の姿も何度か見ましたが、撮れません。
飛ぶときは、止まっとったら見えん鮮やかな後翅が目立って、オレンジ色のチョウっぽい。

さて。ビロードハマキはハマキガ科のガです。
ハマキガ、すなわち幼虫が植物の葉を巻いて巣を作るけん葉巻蛾。
食草はけっこう節操なく広範囲。
これはクスノキかな?(過去画)

ビロードハマキ

もともと南方出身なれど近年では北関東〜東北南部あたりまで北上だそうで、まあいつものやつ。

白い斑点部分が大きいのが♀、小さいのが♂とのことなので、上のがメス、下のがオスでしょか。

ビロードハマキ



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